14PM143|第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第14回午後(科目未分類)
低頻度鍼通電について適切でない記述はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
低頻度鍼通電の周波数、電流波形、鎮痛の持続性、電極極性を確認する問題です。
とくに直流とパルス電流の違いを、安全性と電気化学反応から判断します。
解説
低頻度鍼通電では、鎮痛を目的として1〜10Hz程度の低周波刺激がよく用いられます。刺激によって内因性鎮痛機構などが働き、通電終了後にも鎮痛効果が持続することがあります。また一般に、陰極側は陽極側より興奮閾値が低いとされます。
直流電流を持続して流すと、電極周囲で分極、電気分解、組織損傷、鍼の腐食などが起こり得ます。折鍼予防のために直流を用いるという説明は誤りであり、選択肢2が正答です。実施時は機器・導線・鍼の状態を確認し、出力を下げてから接続や取り外しを行うなどの安全管理が必要です。
選択肢の確認
- 1.臨床では鎮痛を目的として1〜10Hzの周波数が多用される。:適切。鎮痛を目的とする低頻度鍼通電では、1〜10Hz程度の周波数が多く用いられます。
- 2.折鍼を予防するために直流電流を用いる。:適切でない。持続直流は分極や電気分解、鍼の腐食などを起こし得るため、折鍼予防目的で用いるものではありません。
- 3.鎮痛は持続性がある。:適切。鍼通電後にも内因性鎮痛機構などによる鎮痛の後効果がみられることがあります。
- 4.陰極側の閾値は陽極側よりも低い。:適切。神経・筋の電気刺激では一般に陰極側の興奮閾値が陽極側より低いとされます。
覚えるポイント
- 低頻度鍼通電では1〜10Hzが鎮痛目的で多用される。
- 持続直流は分極・電気分解・腐食の危険がある。
- 鍼通電の鎮痛には持続性がみられることがある。
- 陰極側の興奮閾値は陽極側より低い。
- 通電前後は出力と機器・導線の状態を確認する。