14PM150|第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第14回午後(科目未分類)
下行性抑制系が末梢からの痛覚情報を遮断する部位はどれか.
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
下行性疼痛抑制系の起始・中継部位と、末梢から入る痛覚情報が実際に抑制される部位を区別する問題です。
中脳・延髄から下行した線維が脊髄でどこに作用するかを追います。
解説
下行性疼痛抑制系は、中脳水道周囲灰白質から延髄大縫線核などを経て脊髄へ下行します。下行線維は脊髄後角に作用し、一次求心性線維から二次ニューロンへの痛覚伝達を抑制します。したがって、末梢からの痛覚情報を遮断する主要部位は選択肢3の脊髄後角です。
中脳水道周囲灰白質と延髄大縫線核は下行性抑制系を構成する上位中枢・中継核です。後根神経節は一次感覚ニューロンの細胞体がある場所で、下行性抑制が主にシナプス伝達を遮断する部位ではありません。
選択肢の確認
- 1.中脳水道周囲灰白質:誤り。中脳水道周囲灰白質は下行性疼痛抑制系を起動する重要な上位中枢ですが、末梢入力が脊髄内で遮断される部位そのものではありません。
- 2.延髄大縫線核:誤り。延髄大縫線核は下行性抑制系の中継核で、脊髄後角へ抑制性入力を送ります。
- 3.脊髄後角:正しい。脊髄後角では一次求心性線維と二次ニューロンの間の痛覚伝達が下行性入力によって抑制されます。
- 4.後根神経節:誤り。後根神経節には一次感覚ニューロンの細胞体がありますが、下行性抑制系が痛覚伝達を主に遮断する部位ではありません。
覚えるポイント
- 下行性抑制系は中脳水道周囲灰白質から始まる。
- 延髄大縫線核などを経て脊髄へ下行する。
- 痛覚伝達が抑制される主要部位は脊髄後角。
- 後根神経節は一次感覚ニューロンの細胞体がある場所。