14PM160|第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第14回午後(科目未分類)
灸治療による微小炎症で免疫系を活性化するための抗原提示をするのはどれか.
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
灸による微小炎症で生じた抗原を取り込み、T細胞へ提示する細胞を問う問題です。
抗原提示を開始する細胞と、その後に免疫反応を調節するリンパ球を区別します。
解説
樹状細胞は皮膚などの末梢組織で抗原を取り込み、処理した抗原断片を主要組織適合遺伝子複合体に載せてT細胞へ提示する、代表的な抗原提示細胞です。微小炎症による免疫応答の開始に重要であるため、選択肢1が正答です。
B細胞にも抗原提示能はありますが、初回免疫応答でナイーブT細胞を活性化する中心的な抗原提示細胞は樹状細胞です。サブレッサーT細胞、現在の調節性T細胞は免疫反応を抑制し、ヘルパーT細胞は抗原提示を受けてサイトカインを産生し、免疫反応を調整します。
選択肢の確認
- 1.樹状細胞:正しい。樹状細胞は組織で抗原を取り込み、リンパ節などでT細胞に提示して免疫応答を開始する代表的な抗原提示細胞です。
- 2.サブレッサーT細胞:誤り。サブレッサーT細胞、すなわち調節性T細胞は免疫反応を抑制・調整する役割が中心で、抗原提示を担う細胞ではありません。
- 3.B細胞:誤り。B細胞も抗原を提示できますが、本問で微小炎症後の抗原提示を担う中心的な細胞として選ぶのは樹状細胞です。
- 4.ヘルパーT細胞:誤り。ヘルパーT細胞は抗原提示を受けて活性化され、サイトカインにより他の免疫細胞を調整します。抗原提示を開始する側ではありません。
覚えるポイント
- 樹状細胞は代表的な抗原提示細胞。
- 抗原を取り込み、処理してT細胞へ提示する。
- B細胞にも抗原提示能はあるが、初回応答の中心は樹状細胞。
- 調節性T細胞は抑制、ヘルパーT細胞は免疫反応の調整を担う。