14PM83第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第14回午後(科目未分類)

熱傷について正しい記述はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

熱傷の深さ、熱傷面積の評価、初期治療を組み合わせて判断する問題です。
広範囲熱傷では局所の皮膚障害だけでなく、血管透過性亢進による全身の循環不全に注意します。

解説

広範囲熱傷では、炎症によって毛細血管透過性が亢進し、血管内の水分が組織へ移動します。その結果、循環血液量が減少して熱傷ショックを起こすため、気道と呼吸を評価しながら早期に輸液療法を開始することが重要です。

第1度熱傷は表皮に限局し、発赤と疼痛が主体です。第2度では水疱を形成し、第3度では皮膚全層が障害され、白色・褐色調や革様の外観、知覚低下を呈することがあります。成人の「9の法則」では頭頸部は9%として扱います。

選択肢の確認

  • 1.第1度の熱傷では最初にステロイド軟膏の塗布を行う。:誤り。第1度熱傷の初期対応では、まず熱源を除き、適切な範囲で流水などによる冷却を行います。ステロイド軟膏を最初に塗ることが原則ではありません。
  • 2.「9の法則」では頭部は総体表面積の18%にあたる。:誤り。成人の9の法則では頭頸部は総体表面積の9%です。18%として扱うのは前面体幹、後面体幹、片側下肢などです。
  • 3.広範囲の熱傷では早期に輸液療法を開始する。:正しい。広範囲熱傷では血管透過性亢進による循環血液量減少が起こるため、全身状態を評価しながら早期輸液が必要です。
  • 4.第3度の熱傷では水泡形成が主体である。:誤り。水疱形成が主体なのは第2度熱傷です。第3度熱傷は皮膚全層の壊死で、乾燥した革様外観や知覚低下を伴うことがあります。

覚えるポイント

  • 第1度は発赤・疼痛、第2度は水疱、第3度は皮膚全層壊死。
  • 成人の頭頸部は9の法則で9%。
  • 広範囲熱傷では気道、呼吸、循環を優先して評価する。
  • 広範囲熱傷では熱傷ショックを防ぐため早期輸液が重要。
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