15AM46|第15回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第15回午前(科目未分類)
無機塩類の欠乏と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
無機質の欠乏で起こる病態と、体内への蓄積で起こる疾患を区別する問題です。
ウイルソン病は銅欠乏ではなく銅代謝異常による蓄積症である点が決め手です。
解説
ウイルソン病はATP7B遺伝子の異常により、銅の胆汁中排泄とセルロプラスミンへの組込みが障害され、肝臓、脳、角膜などに銅が蓄積する疾患です。銅欠乏によって起こる病気ではないため、選択肢3が誤りです。
カリウム欠乏では膜電位や心筋興奮性が乱れ、不整脈を生じ得ます。鉄欠乏はヘモグロビン合成を障害して小球性低色素性貧血を起こします。ヨウ素欠乏では甲状腺ホルモン合成が低下し、TSH刺激によって甲状腺腫を生じることがあります。
選択肢の確認
- 1.カリウム ─── 不整脈:正しい組合せです。低カリウム血症では不整脈、筋力低下などが起こり得ます。
- 2.鉄 ─── 貧血:正しい組合せです。鉄欠乏はヘモグロビン合成を低下させ、鉄欠乏性貧血を起こします。
- 3.銅 ─── ウイルソン病:誤り。ウイルソン病は銅欠乏ではなく、銅の排泄障害による組織内蓄積で起こります。
- 4.ヨウ素 ─── 甲状腺腫:正しい組合せです。ヨウ素欠乏では甲状腺ホルモン合成が低下し、甲状腺腫を生じることがあります。
覚えるポイント
- 低カリウム血症は不整脈の原因になる。
- 鉄欠乏は小球性低色素性貧血。
- ヨウ素欠乏は甲状腺腫。
- ウイルソン病は銅欠乏ではなく銅蓄積。