15AM76第15回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第15回午前(科目未分類)

肋間神経ブロック後に突然の咳、胸痛、呼吸困難を生じた。最も考えられるのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

肋間神経ブロック直後に生じた急性呼吸器症状から、処置に伴う合併症を判断する症例問題です。
発症のタイミングと、咳・胸痛・呼吸困難の組合せが決め手です。

解説

肋間神経は肋骨下縁に沿って走り、その深部には胸膜と肺があります。ブロック針が胸膜を穿刺して胸腔内へ空気が入ると、気胸を起こす可能性があります。処置直後の突然の咳、片側性の胸痛、呼吸困難は気胸を強く疑う所見です。

鍼灸施術でも胸郭周囲への深刺は胸膜・肺損傷による気胸の危険があります。施術後に突然の胸痛、呼吸困難、咳、呼吸苦などが出現した場合は施術を中止し、緊急の医療評価が必要となる有害事象として認識します。

選択肢の確認

  • 1.気胸:最も考えられます。針が壁側胸膜を穿刺すると気胸を起こし、突然の胸痛、咳、呼吸困難が出現します。
  • 2.気管支喘息発作:考えにくいです。喘息発作でも呼吸困難や咳は起こりますが、肋間神経ブロック直後の胸痛を伴う発症では処置性気胸を優先します。
  • 3.急性心筋梗塞:考えにくいです。急性心筋梗塞は胸痛・呼吸困難を起こし得ますが、ブロック直後という状況と突然の咳からは気胸がより典型的です。
  • 4.解離性大動脈瘤破裂:考えにくいです。大動脈解離破裂では激烈な胸背部痛と循環不全が問題となり、この処置に特有の合併症としては気胸が優先されます。

覚えるポイント

  • 肋間神経の深部には胸膜・肺がある。
  • 処置直後の咳・胸痛・呼吸困難は気胸を疑う。
  • 胸郭周囲への深刺では気胸リスクを軽視しない。
  • 疑わしい症状が出た場合は施術継続ではなく緊急評価が必要。
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