15PM122|第15回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第15回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証で適切なのはどれか。「50歳の男性。頸肩部のこり、目の疲れと乾燥を訴える。1年前から腰下肢が重だるく、手足がほてる。舌は紅く、脈は細数。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
目の乾燥、腰下肢症状、虚熱所見、舌脈を統合して弁証する問題です。
肝陰と腎陰が不足したときに現れる所見を順に結び付けます。
解説
50歳男性には、目の疲れと乾燥、腰下肢の重だるさ、手足のほてりがあります。肝は目を主り、腎は腰を主るため、眼症状と腰膝症状の併存は肝腎の不足を示します。手足のほてりは陰液不足による虚熱、舌紅と細数脈も陰虚の所見です。以上から肝腎陰虚と判断します。
心腎不交では不眠、心悸、心煩など心神の症状が目立ちます。肝脾不和では情志による脇痛や腹脹・下痢、脾腎陽虚では冷え、浮腫、五更泄瀉、淡胖舌、沈遅脈などが中心です。眼の乾燥には眼疾患、腰下肢症状には整形外科的疾患もあり得るため、現代医学的評価と弁証を区別します。
選択肢の確認
- 1.肝腎陰虚:正しい。目の乾燥は肝陰不足、腰下肢のだるさは腎陰不足、手足のほてり・舌紅・細数脈は陰虚内熱を示します。
- 2.心腎不交:誤り。心腎不交では不眠、心悸、心煩、健忘など心と腎の不調和を示す症状が中心です。
- 3.肝脾不和:誤り。肝脾不和では情志変化に伴う脇脹、腹脹、食欲低下、下痢などが中心です。
- 4.脾腎陽虚:誤り。脾腎陽虚では冷え、畏寒、浮腫、軟便・五更泄瀉、淡胖舌、沈遅脈などの寒証が中心です。
覚えるポイント
- 肝は目、腎は腰と関係する。
- 手足のほてり・舌紅・細数脈は陰虚内熱。
- 眼症状と腰膝症状がそろえば肝腎陰虚を考える。
- 弁証と現代医学的診断は同一ではない。