15PM124第15回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第15回午後(科目未分類)

次の文で示す患者に対し、任脈と共に施術対象となる経絡はどれか。「25歳の女性。月経開始1週間前からイライラし、乳房と少腹部(脇腹)のはりがある。月経開始と共に症状は軽減する。」

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

月経前に増悪する情志・乳房・脇腹の張りから、関係する経脈を判断する問題です。
肝の疏泄と足の厥陰肝経の走行を結び付けます。

解説

25歳女性は、月経開始1週間前からイライラし、乳房と少腹・脇腹の張りが現れ、月経開始とともに軽減しています。これは月経周期に伴う肝気鬱結の典型的な組合せです。肝は疏泄を主り、足の厥陰肝経は陰器・少腹をめぐり、脇部や乳房周囲とも機能的に関係します。

任脈は胞宮や月経、生殖と関係が深いため、任脈と足の厥陰経を施術対象として考えます。月経前症状には婦人科疾患や月経前症候群などの評価も必要で、東洋医学的な肝気鬱結と現代医学的診断を同一視しません。

選択肢の確認

  • 1.足の陽明経:誤り。足の陽明胃経は顔面、胸腹部、下肢前外側を走りますが、本症例の情志と脇・少腹の張りを最も直接示す経脈ではありません。
  • 2.足の太陽経:誤り。足の太陽膀胱経は頭部・背部・下肢後面を走り、本症例の中心病機である肝気鬱結とは合いません。
  • 3.足の少陰経:誤り。足の少陰腎経は生殖や胞宮と関係しますが、イライラ、乳房・脇腹の張りという疏泄失調の所見は肝経を示します。
  • 4.足の厥陰経:正しい。足の厥陰肝経は陰器・少腹をめぐり、肝の疏泄失調による月経前のイライラや張りと対応します。

覚えるポイント

  • 月経前のイライラ・乳房脹・脇脹は肝気鬱結。
  • 足の厥陰肝経は陰器・少腹をめぐる。
  • 任脈は胞宮・月経・生殖と関係する。
  • 婦人科疾患の評価と弁証は区別する。
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