15PM128|第15回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第15回午後(科目未分類)
野球の投球動作でフォロースルー(腕の振り抜き)期に肩後面に痛みがみられるとき、局所治療穴として適切なのはどれか。
解答・解説を見る
この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。
正答
1、2
この問題のポイント
投球のフォロースルー期に負担がかかる肩後面・上肢後面の筋と、局所治療穴を選ぶ複数正答問題です。
正答に設定された二つの経穴を、それぞれの局所解剖と動作から確認します。
解説
フォロースルー期には、加速した上肢を減速させるため、肩後面の回旋筋腱板や肩甲帯筋、上腕後面の筋に大きな遠心性負荷がかかります。天宗は肩甲骨棘下窩の棘下筋上にあり、肩後面痛の局所治療穴です。天井は肘頭近位の上腕三頭筋腱周囲にあり、投球後半で働く上肢後面の筋・経筋を対象とする穴として正答に含まれます。
投球障害肩では棘下筋損傷だけでなく、後上方関節唇損傷、腱板障害、内的インピンジメントなども考えられます。疼痛の再現動作、可動域、筋力、圧痛を評価し、強い痛みや筋力低下がある場合は整形外科的評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.天井:正しい。天井は上腕三頭筋腱部に位置し、フォロースルーで負荷を受ける上肢後面の筋・経筋への局所治療穴として用います。
- 2.天宗:正しい。天宗は棘下窩の棘下筋上にあり、投球の減速で負担される肩後面の局所治療穴です。
- 3.天府:誤り。天府は上腕前内側の上腕二頭筋部にあり、肩後面の局所治療穴ではありません。
- 4.天牖:誤り。天牖は頸部、胸鎖乳突筋後縁付近にあり、肩後面の投球障害に対する局所穴ではありません。
覚えるポイント
- 15PM128の正答は1と2の両方。
- 天宗は棘下筋上で肩後面痛と関係する。
- 天井は上腕三頭筋腱周囲で上肢後面を対象とする。
- 投球肩では腱板・関節唇などの障害も鑑別する。