15PM129|第15回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第15回午後(科目未分類)
手関節の掌屈ができない末梢性の運動麻痺に対し、罹患筋への局所治療穴として適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
手関節掌屈に働く筋群の位置と、前腕掌側にある経穴を対応させる問題です。
前腕前面の屈筋群と、後面・外側の伸筋群を区別します。
解説
手関節掌屈には橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、長掌筋などの前腕屈筋群が働きます。郄門は手の厥陰心包経に属し、前腕前面で長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、内関の上方に位置するため、掌屈筋群を局所的に対象とする穴として適切です。
温溜は前腕橈側の大腸経、四瀆は前腕後面の三焦経にあります。支正は前腕後内側で尺骨内縁と尺側手根屈筋の間にありますが、本問で代表的に狙う掌側中央の屈筋群とは位置が異なります。末梢性運動麻痺では、筋だけでなく正中神経・尺骨神経など障害神経と障害部位を評価します。前腕掌側の深刺では正中神経や血管を損傷しないよう注意します。
選択肢の確認
- 1.温溜:誤り。温溜は前腕橈側の大腸経上にあり、手関節伸筋側に近く、掌屈筋群への局所穴ではありません。
- 2.支正:誤り。支正は前腕後内側で尺骨内縁と尺側手根屈筋の間にありますが、本問で示される掌側中央の屈筋群への代表的局所穴ではありません。
- 3.郄門:正しい。郄門は前腕前面の屈筋群上にあり、手関節掌屈筋への局所治療穴として適切です。
- 4.四瀆:誤り。四瀆は前腕後面の三焦経上にあり、主に伸筋側に位置します。
覚えるポイント
- 手関節掌屈筋は前腕前面にある。
- 郄門は心包経で前腕前面、内関の上方。
- 温溜・支正・四瀆は前腕外側・後面寄り。
- 運動麻痺では罹患筋・支配神経・障害部位を結び付ける。