15PM135|第15回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第15回午後(科目未分類)
「35歳の男性。突然、左眼を閉じることができなくなり、口から唾液が漏れた。症状発現の数日前に耳介部に水疱ができ、耳の痛みを感じた。」出現する可能性のある症状はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
耳介の水疱と耳痛に続く末梢性顔面神経麻痺から、伴いやすい症状を選ぶ問題です。
顔面神経が運動だけでなく味覚や分泌にも関与することを押さえます。
解説
耳介部の水疱・耳痛に続き、閉眼不能と口角からの唾液漏れが生じているため、帯状疱疹ウイルスによる顔面神経麻痺、いわゆるラムゼイ・ハント症候群が考えられます。顔面神経の鼓索神経は舌前3分の2の味覚を伝えるため、味覚障害を伴う可能性があります。
顔面神経麻痺では角膜乾燥・角膜障害を防ぐ眼の保護が重要で、早期の耳鼻咽喉科・神経内科的治療が必要です。斜視は眼球運動神経、顔面知覚は三叉神経、ホルネル症候群は頸部交感神経路の障害で生じます。
選択肢の確認
- 1.味覚障害:正しい。顔面神経の鼓索神経が障害されると、舌前3分の2の味覚障害が生じます。
- 2.斜視:誤り。斜視は主に動眼神経・滑車神経・外転神経など眼球運動系の障害で生じます。
- 3.顔面部の知覚障害:誤り。顔面の一般知覚は主に三叉神経が担当し、顔面神経麻痺の中心症状ではありません。
- 4.ホルネル症候群:誤り。ホルネル症候群は交感神経路障害による縮瞳、眼瞼下垂、発汗低下などです。
覚えるポイント
- 耳介水疱+耳痛+末梢性顔面神経麻痺はラムゼイ・ハント症候群を考える。
- 顔面神経は舌前3分の2の味覚に関与する。
- 閉眼不能では角膜保護と早期医療評価が重要。