15PM137第15回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第15回午後(科目未分類)

「20歳の男性。急に下腿に著明な浮腫が出現した。労作時呼吸困難はなく、肝機能は正常。高度蛋白尿と高脂血症を認めた。」浮腫の機序として適切なのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

高度蛋白尿・高脂血症・浮腫という所見からネフローゼ症候群を判断し、浮腫の機序を選ぶ問題です。
心不全・肝疾患・静脈うっ滞による浮腫と区別します。

解説

20歳男性に急な下腿浮腫、高度蛋白尿、高脂血症があり、ネフローゼ症候群が考えられます。尿中へ大量のアルブミンが失われると低アルブミン血症となり、血漿膠質浸透圧が低下します。その結果、血管内の水分が間質へ移動し、浮腫が生じます。

有効循環血液量の低下によりレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系が働き、ナトリウムと水の貯留が浮腫をさらに増強します。労作時呼吸困難がなく、肝機能も正常であることは、心拍出量低下や門脈圧亢進を主因とする浮腫を支持しません。

選択肢の確認

  • 1.膠質浸透圧低下:正しい。大量蛋白尿による低アルブミン血症で血漿膠質浸透圧が低下し、水分が血管外へ移動します。
  • 2.心拍出量減少:誤り。心拍出量減少は心不全性浮腫の機序ですが、本症例には労作時呼吸困難などがなく、蛋白尿・高脂血症が決め手です。
  • 3.門脈圧亢進:誤り。門脈圧亢進は肝硬変などで腹水・浮腫を生じますが、本症例では肝機能が正常です。
  • 4.静脈圧上昇:誤り。局所静脈圧上昇でも浮腫を生じますが、左右下腿の著明な浮腫と高度蛋白尿を一元的に説明しません。

覚えるポイント

  • ネフローゼ症候群は高度蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、高脂血症。
  • 浮腫の中心機序は血漿膠質浸透圧低下。
  • 腎でのナトリウム・水貯留が浮腫を増強する。
15PM13615PM138
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)