15PM138|第15回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第15回午後(科目未分類)
「20歳の男性。急に下腿に著明な浮腫が出現した。労作時呼吸困難はなく、肝機能は正常。高度蛋白尿と高脂血症を認めた。」東洋医学の考え方で水分代謝にかかわらない臓はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
東洋医学の水液代謝に中心的に関わる臓を問う問題です。
肺・脾・腎の役割を、それぞれ宣発粛降・運化・気化として整理します。
解説
東洋医学では、水液代謝の中心は肺・脾・腎です。肺は宣発・粛降と通調水道によって水液を全身へ散布し下方へ送ります。脾は運化によって飲食物から水液を取り出して運び、腎は水を主り、気化によって水液の再利用と排泄を調節します。
心は血脈を主り、血液循環を推動しますが、この設問で問う水液代謝の主要三臓には含まれません。前問のネフローゼ症候群という現代医学的病態と、東洋医学の臓腑機能は別の理論体系として整理します。
選択肢の確認
- 1.肺:誤り。肺は通調水道を行い、水液の宣散と下降に関与します。
- 2.心:正しい。心は血脈と神明を主りますが、水液代謝の主要臓である肺・脾・腎には含まれません。
- 3.脾:誤り。脾は運化を主り、水液を吸収・運搬します。
- 4.腎:誤り。腎は水を主り、気化によって水液の排泄と再利用を調節します。
覚えるポイント
- 水液代謝の主要三臓は肺・脾・腎。
- 肺は通調水道、脾は運化、腎は気化・主水。
- 現代医学の腎疾患と東洋医学の腎を同一視しない。