15PM159|第15回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第15回午後(科目未分類)
胃の六ツ灸によって胃部不快感が改善する理由として適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
胃の六ツ灸による体性―内臓反射の機序を問う問題です。
求心性入力と、胃機能を調節する遠心性自律神経活動を区別します。
解説
胃の六ツ灸で背部皮膚・筋が刺激されると、体性求心性入力が脊髄へ入り、体性―内臓反射を介して胃に向かう自律神経活動が変化します。本問では、内臓交感神経の遠心性活動が亢進し、過剰な胃運動や分泌などが調節されることが胃部不快感改善の機序として示されています。
上頸神経節は主に頭頸部の交感神経支配に関係し、骨盤神経は主に骨盤内臓器への副交感神経です。内臓求心性神経は胃から中枢へ情報を運ぶ方向であり、胃へ調節信号を送る遠心路ではありません。これは国試上の生理機序の説明であり、持続する胃部症状や警告症状には消化器疾患の評価が必要です。
選択肢の確認
- 1.内臓交感神経遠心性活動の亢進:正しい。背部への体性刺激が反射性に内臓交感神経遠心性活動を高め、胃機能を調節すると考えられます。
- 2.上頸神経節活動の亢進:誤り。上頸神経節は主に頭頸部へ交感神経線維を送るため、胃の六ツ灸の胃部作用を直接説明しません。
- 3.骨盤神経活動の亢進:誤り。骨盤神経は主として下部消化管・膀胱・生殖器など骨盤内臓器への副交感神経で、胃の主な支配ではありません。
- 4.内臓求心性神経活動の亢進:誤り。内臓求心性神経は胃から中枢へ感覚情報を伝える経路であり、胃機能を調節する遠心性活動ではありません。
覚えるポイント
- 体性刺激は体性―内臓反射を介して内臓機能を調節する。
- 本問の正答は内臓交感神経遠心性活動の亢進。
- 求心性は末梢から中枢、遠心性は中枢から効果器。
- 持続する胃症状は器質的疾患を除外する。