15PM87|第15回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第15回午後(科目未分類)
痙縮の理学療法として有効でないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
痙縮に対する理学療法の目的を理解する問題です。
筋緊張を低下させる方法と、痙縮を助長し得る方法を見分けます。
解説
痙縮は、上位運動ニューロン障害によって生じる、速度依存性の筋緊張亢進です。温熱、ゆっくりとした持続伸張、拮抗筋の収縮を利用した相反抑制などは、痙縮筋の過剰な緊張を一時的に軽減し、関節可動域や動作を改善する目的で用いられます。
痙縮筋そのものに強い筋力増強を行うと、異常な共同運動や過剰な筋収縮を助長する可能性があります。ただし臨床では「痙縮筋は一切鍛えない」という意味ではなく、機能、随意性、運動課題を評価して個別に訓練します。本問では痙縮抑制を主目的とする基本的な理学療法として判断します。
選択肢の確認
- 1.温熱療法:正しい。適切な温熱は軟部組織の伸張性を高め、筋緊張を緩和する補助手段になります。
- 2.痙縮筋の筋力増強:誤り。痙縮筋への単純な筋力増強は過剰な緊張や異常運動パターンを助長し得るため、痙縮抑制法としては適切ではありません。
- 3.痙縮筋の持続伸張(ストレッチ):正しい。痙縮筋をゆっくり持続的に伸張すると、短縮予防と筋緊張の軽減に役立ちます。
- 4.拮抗筋の収縮:正しい。拮抗筋を収縮させると相反抑制が働き、痙縮筋の活動を抑えられることがあります。
覚えるポイント
- 痙縮は速度依存性の筋緊張亢進。
- 持続伸張、温熱、拮抗筋収縮は痙縮緩和に用いられる。
- 痙縮筋への強い単純抵抗運動は慎重に行う。