16PM123|第16回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第16回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対し、補法を行う経穴はどれか。「65歳の女性。奥歯が浮いたような感じで鈍痛がある。症状は夜間に強くなる。歯肉の発赤は軽度。耳鳴りを伴う。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
歯痛の性質、年齢、夜間増悪、耳鳴りから虚実を弁別し、補法を行う経穴を選ぶ症例問題です。
歯・骨・耳と腎の関係を一つにつなげます。
解説
高齢者の奥歯が浮くような鈍痛、夜間増悪、軽度の歯肉発赤、耳鳴りは、腎陰・腎精の不足による虚性歯痛を示します。東洋医学では腎は骨を主り、歯は骨の余りとされ、耳に開竅します。
太谿は足の少陰腎経の原穴・兪土穴で、内果後方とアキレス腱の間に取ります。腎虚を補う代表穴であるため、補法を行う穴として適切です。局所に強い腫脹、発熱、膿瘍、開口障害がある場合は歯科的な感染評価を優先します。また太谿周囲では後脛骨動脈・神経の位置に注意します。
選択肢の確認
- 1.太衝:誤り。太衝は足の厥陰肝経の原穴で、肝気鬱結や肝陽上亢などに用います。
- 2.太谿:正しい。太谿は腎経の原穴で、腎虚による歯の鈍痛や耳鳴りを補う目的に適します。
- 3.太白:誤り。太白は足の太陰脾経の原穴で、脾気虚や運化失調に用います。
- 4.大陵:誤り。大陵は手の厥陰心包経の原穴・兪土穴で、心胸・神志症状などに用います。
覚えるポイント
- 腎は骨を主り、歯は骨の余り、耳に開竅する。
- 高齢・鈍痛・夜間増悪・耳鳴りは腎虚を示唆する。
- 太谿は腎経の原穴で、内果後方に位置する。
- 感染を疑う歯痛は歯科評価を優先する。