16PM124第16回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第16回午後(科目未分類)

次の文で示す患者の病証に対する治療方針で、最も適切なのはどれか。「58歳の管理職女性。胸部に刺すような痛みがあり、夜間に増強する。唇は紫色。脈は結代。」

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

胸痛の性質、増悪時間、顔色・唇、脈から東洋医学的病機を判断する症例問題です。
刺すような固定痛、紫色、結代脈を瘀血へ結び付けます。

解説

刺すような胸痛が夜間に増強し、唇が紫色で、脈が結代する所見は、血行が停滞した瘀血の特徴です。瘀血による痛みは刺すように鋭く、部位が固定し、夜間に悪化しやすいとされます。そのため治療方針は瘀血を改善することです。

ただし、胸部の刺すような痛みと不整脈を示唆する結代脈は、狭心症、心筋梗塞、不整脈などの現代医学的緊急疾患を除外すべき所見です。東洋医学的な瘀血証と現代医学的診断を同一視せず、実際には速やかな医療評価を優先します。

選択肢の確認

  • 1.痰濁を除く。:誤り。痰濁では胸部の重苦しさ、痰が多い、肥満、膩苔、滑脈などを考えますが、本症例の紫色と刺痛は瘀血が中心です。
  • 2.瘀血を改善する。:正しい。固定性の刺痛、夜間増悪、紫唇、結代脈は瘀血の代表所見です。
  • 3.陽気を補う。:誤り。陽虚では冷え、畏寒、倦怠感、沈遅弱脈などが中心で、紫色の刺痛を最も直接には説明しません。
  • 4.津液を補う。:誤り。津液不足では口渇、皮膚・粘膜の乾燥、便秘などが中心です。

覚えるポイント

  • 瘀血の痛みは刺すようで固定し、夜間に悪化しやすい。
  • 紫色の唇・舌は血行停滞を示す。
  • 結代脈は脈の不整を示す。
  • 胸痛では心血管救急の除外を最優先する。
16PM12316PM125
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