16PM127|第16回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第16回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態に対応する局所施術部位で適切なのはどれか。「60歳の男性。3か月前より左の頸肩部から中指にかけて痛みがある。頸を左に側屈すると症状が再現する。左上腕三頭筋腱反射減弱。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
頸部から中指へ放散する痛み、頸部誘発動作、腱反射から障害神経根を同定する症例問題です。
デルマトームと反射の両方がC7を示すことが決め手です。
解説
頸を患側へ側屈すると症状が再現することは、椎間孔の狭小化による頸神経根刺激を示唆します。中指へ放散する痛みはC7デルマトーム、上腕三頭筋腱反射の減弱も主にC7神経根障害を示します。
C7神経根はC6椎骨とC7椎骨の間から出るため、施術対象となる高位はC6-C7横突起間です。頸部横突起周囲には神経根、椎骨動脈、脊髄に近い深部構造があり、下位頸部では肺尖も近いため、国家試験の位置関係をそのまま危険な深刺法へ結び付けてはいけません。
選択肢の確認
- 1.C4-C5横突起間:誤り。C4-C5間から出るのは主にC5神経根で、肩外側や三角筋、上腕二頭筋反射に関係します。
- 2.C5-C6横突起間:誤り。C5-C6間から出るのは主にC6神経根で、母指側の症状や腕橈骨筋反射などと関係します。
- 3.C6-C7横突起間:正しい。中指の症状と上腕三頭筋腱反射減弱はC7障害を示し、C7神経根はC6-C7間から出ます。
- 4.C7-Th1横突起間:誤り。C7-Th1間から出るのはC8神経根で、環指・小指側や手指屈曲などと関係します。
覚えるポイント
- 中指のデルマトームはC7。
- 上腕三頭筋腱反射は主にC7。
- C7神経根はC6-C7椎間から出る。
- 頸部施術では神経根・椎骨動脈・脊髄・肺尖の危険を意識する。