16PM135|第16回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第16回午後(科目未分類)
「50歳の女性。3年前から喘鳴を伴う発作性の呼吸困難がある。全身倦怠感があり、腰がだるく、四肢の冷えがみられ、稀薄な痰がでる。舌質は淡、脈は沈細。」気血の病証で適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
喘鳴、倦怠感、腰のだるさ、冷え、稀薄な痰、舌脈から、気血のどの病証かを選ぶ症例問題です。
設問は臓腑証ではなく、気虚・気滞・血虚・血瘀の分類を求めています。
解説
全身倦怠感、弱い呼吸機能、稀薄な痰、淡舌、沈細脈は、気の推動・温煦・防御作用が不足した気虚を示します。腰のだるさと四肢冷からは腎気・腎陽の不足も考えられ、喘鳴を伴う慢性呼吸困難には肺気虚と腎の納気不足が関係します。
血虚では顔色不良、めまい、動悸、しびれなど、血瘀では固定性刺痛や紫暗舌、気滞では張る痛みや情志による変動が中心です。本例は気の不足が主体です。急性の強い呼吸困難や会話困難、チアノーゼなどがあれば救急対応を優先します。
選択肢の確認
- 1.血虚:誤り。血虚では顔色不良、めまい、動悸、筋のけいれんなど血の滋養不足が中心です。
- 2.血瘀:誤り。血瘀では固定性の刺痛、紫暗色の舌・唇、澀脈などが中心です。
- 3.気虚:正しい。倦怠感、呼吸機能低下、淡舌、細弱な脈は気虚を示します。
- 4.気滞:誤り。気滞では胸脇・腹部の張痛、ため息、情志による症状変動などがみられます。
覚えるポイント
- 倦怠感・淡舌・細弱脈は気虚。
- 稀薄な痰と冷えは虚寒を示す。
- 腰のだるさは腎の不足を示唆する。
- 重い喘息発作では救急対応を優先する。