16PM99|第16回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第16回午後(科目未分類)
次の文で示す病証から最も考えられる邪気はどれか。「冷たいビールを飲み、そのままクーラーの効いた部屋で寝て、下痢をした。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
生活状況から侵入した外邪を判断する症例問題です。
冷たい飲食物と冷房による寒冷刺激、下痢という経過を結び付けます。
解説
冷たいビールを飲み、冷房の効いた部屋でそのまま眠ったという明らかな寒冷曝露があります。寒邪は陽気を傷り、凝滞・収引する性質をもち、中焦を侵すと脾胃の運化を妨げて腹痛や下痢を生じさせます。
湿邪も下痢に関与することがありますが、この症例で最も直接的な誘因は冷飲と冷房であり、寒邪を選びます。外邪は症状だけでなく、発症前の環境・飲食・季節を含めて判断します。
選択肢の確認
- 1.寒邪:正しい。冷飲と冷房による寒冷曝露の後に下痢を生じており、寒邪が最も考えられます。
- 2.燥邪:誤り。燥邪は乾燥させる性質をもち、口鼻・皮膚の乾燥や乾いた咳などと結び付きます。
- 3.風邪:誤り。風邪は遊走性・変化性があり、上半身や体表を侵しやすい外邪です。本症例の決め手は寒冷刺激です。
- 4.湿邪:誤り。湿邪は重だるさ、浮腫、粘滞性の症状や下痢を起こし得ますが、本症例では寒邪が直接の誘因です。
覚えるポイント
- 寒邪は陽気を傷り、凝滞・収引する。
- 寒邪が中焦を侵すと腹痛・下痢を起こし得る。
- 弁証では発症前の飲食・環境も重要。
- 湿邪も下痢に関与するが、本例の決め手は冷え。