17AM19第17回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第17回午前(科目未分類)

閉鎖神経に支配される筋はどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

閉鎖神経の支配筋を問う問題です。名前が似た内閉鎖筋と外閉鎖筋で支配神経が異なることが要点です。

解説

閉鎖神経は、**腰神経叢(L2からL4)**から出て、大腰筋の内側縁に沿って下り、閉鎖管を通って大腿の内側に至ります。

支配するのは、主に大腿の内転筋群です。具体的には、長内転筋、短内転筋、大内転筋(の大部分)、薄筋、恥骨筋(の一部)、そして外閉鎖筋です。したがって正答は1です。感覚枝は大腿内側の皮膚を支配します。

外閉鎖筋は、閉鎖膜の外面と閉鎖孔の周囲から起こり、大腿骨の転子窩に停止します。作用は股関節の外旋です。名称は「閉鎖」ですが、内転筋群と同じ閉鎖神経の支配を受ける点が重要です。

これに対し内閉鎖筋は、閉鎖膜の内面から起こり、小坐骨孔を通って骨盤の外に出て、大腿骨の転子窩に停止します。作用は同じく股関節の外旋ですが、支配神経は仙骨神経叢から出る内閉鎖筋神経であり、閉鎖神経ではありません。「内閉鎖筋は小坐骨孔を通り、仙骨神経叢の支配」という点をセットで覚えます。

他の選択肢を確認します。

大腿筋膜張筋は、上前腸骨棘から起こり、腸脛靱帯に移行して脛骨の外側(ガーディ結節)に至ります。作用は股関節の屈曲、外転、内旋と、腸脛靱帯の緊張です。支配神経は**上殿神経(L4からS1)**であり、中殿筋と小殿筋と同じです。

縫工筋は、上前腸骨棘から起こり、脛骨粗面の内側(鵞足)に停止します。作用は股関節の屈曲、外転、外旋と膝関節の屈曲であり、あぐらをかく動作に働きます。支配神経は大腿神経です。人体で最も長い筋として知られます。

股関節の外旋筋群を整理すると、梨状筋、上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、大腿方形筋、外閉鎖筋の6つ(深層外旋六筋)であり、このうち外閉鎖筋だけが閉鎖神経支配です。

選択肢の確認

1.外閉鎖筋
正しい。内転筋群とともに閉鎖神経の支配を受けます。

2.内閉鎖筋
誤り。仙骨神経叢から出る内閉鎖筋神経の支配です。

3.大腿筋膜張筋
誤り。上殿神経の支配です。

4.縫工筋
誤り。大腿神経の支配です。

覚えるポイント

  • 閉鎖神経(L2からL4)=内転筋群(長内転筋、短内転筋、大内転筋、薄筋)と外閉鎖筋、大腿内側の皮膚。
  • 内閉鎖筋は小坐骨孔を通り、仙骨神経叢の支配。外閉鎖筋と区別する。
  • 大腿神経=腸腰筋、縫工筋、大腿四頭筋上殿神経=中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋
17AM1817AM20
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)