17AM3|第17回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
真菌による疾患はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
病原体の種類を分類する問題です。細菌、ウイルス、真菌、原虫、リケッチアを区別します。
解説
各選択肢の病原体を確認します。
マラリアは、マラリア原虫(熱帯熱マラリア原虫など)による原虫感染症です。ハマダラカが媒介し、周期的な発熱発作、貧血、脾腫をきたします。熱帯熱マラリアは重症化して脳性マラリアや腎不全に至ることがあり、輸入感染症として重要です。
カンジダ症は、カンジダ・アルビカンスなどによる真菌感染症です。カンジダは口腔、消化管、腟などに常在する菌で、抗菌薬の長期使用、糖尿病、免疫抑制状態、ステロイド薬の使用などにより異常増殖して発症します。口腔カンジダ症(鵞口瘡)、皮膚カンジダ症、腟カンジダ症、食道カンジダ症などがあり、AIDSの日和見感染としても重要です。したがって真菌による疾患はカンジダ症であり、正答は2です。
ウエストナイル熱は、ウエストナイルウイルスによるウイルス感染症です。蚊が媒介し、北米などで流行しました。多くは無症状か軽症ですが、一部で脳炎を起こします。新興感染症の一つです。
ツツガムシ病は、オリエンチア・ツツガムシ(ツツガムシ病リケッチア)によるリケッチア感染症です。**ツツガムシ(ダニの一種)**が媒介し、刺し口(黒色の痂皮)、発熱、発疹、リンパ節腫脹を三徴とします。日本にも存在し、四類感染症に指定されています。
そのほかの主な真菌感染症として、白癬(水虫、たむし)、アスペルギルス症、クリプトコッカス症、ニューモシスチス肺炎があります。いずれも免疫が低下した状態で問題になりやすく、日和見感染の代表です。
選択肢の確認
1.マラリア
誤り。マラリア原虫による原虫感染症で、ハマダラカが媒介します。
2.カンジダ症
正しい。カンジダによる真菌感染症で、日和見感染としても重要です。
3.ウエストナイル熱
誤り。ウエストナイルウイルスによるウイルス感染症です。
4.ツツガムシ病
誤り。リケッチアによる感染症で、ツツガムシが媒介します。
覚えるポイント
- 真菌=カンジダ症、白癬、アスペルギルス症、クリプトコッカス症、ニューモシスチス肺炎。
- 原虫=マラリア、トキソプラズマ、アメーバ赤痢。リケッチア=ツツガムシ病、発疹チフス。
- クラミジア=オウム病、トラコーマ、性器クラミジア感染症。