17AM7第17回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第17回午前(科目未分類)

最近の患者調査で精神障害による入院患者数が最も多いのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

精神障害の入院患者数の順位を問う問題です。入院と外来で順位が異なる点に注意します。

解説

患者調査では、精神及び行動の障害による入院患者のうち、最も多いのは統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害です。したがって正答は1です。

統合失調症は、思春期から青年期に発症することが多い精神疾患で、幻覚(特に幻聴)や妄想といった陽性症状と、感情の平板化、意欲の低下、思考の貧困といった陰性症状を示します。陰性症状は長期に持続して社会生活を困難にし、長期入院に至りやすいことが、入院患者数が最も多い理由です。近年は地域移行が進められていますが、依然として入院患者の中心を占めます。

一方、うつ病を含む気分障害は、外来を含めた総患者数では統合失調症を上回るほど多い疾患ですが、多くは外来治療で経過をみるため、入院患者数は統合失調症よりかなり少なくなります。この「入院では統合失調症、外来を含む総数では気分障害」という対比が繰り返し問われます。

てんかんは、大脳の神経細胞の過剰な興奮による反復性の発作を特徴とする疾患で、多くは外来での薬物療法により管理されます。入院患者数は少数です。

アルツハイマー病を含む認知症は、高齢化に伴って患者数が増加しており、精神科の入院患者としても増えています。ただし、統合失調症の入院患者数には及びません。

なお、日本の精神科医療は入院患者数が多く、平均在院日数が長いことが国際的にみて特徴とされ、入院医療中心から地域生活中心へという方向で施策が進められています。関連して、**精神保健福祉法における入院形態(任意入院、医療保護入院、措置入院、緊急措置入院、応急入院)**もあわせて押さえておきます。

選択肢の確認

1.統合失調症
正しい。精神障害による入院患者数が最も多い疾患です。

2.うつ病
誤り。外来を含めた総患者数では多いものの、入院患者数は少数です。

3.てんかん
誤り。多くは外来での薬物療法により管理されます。

4.アルツハイマー病
誤り。増加傾向にありますが、統合失調症の入院患者数には及びません。

覚えるポイント

  • 精神科入院で最多は統合失調症外来を含む総患者数では気分障害が多い。
  • 統合失調症=陽性症状(幻覚、妄想)と陰性症状(感情の平板化、意欲低下)。長期入院になりやすい。
  • 入院形態=任意入院、医療保護入院、措置入院、緊急措置入院、応急入院
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