17PM106第17回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第17回午後(科目未分類)

胃経の流注について誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

足の陽明胃経の流注を問う問題です。起始部がどこかが決め手になります。

解説

足の陽明胃経の流注を確認します。

起始は、鼻翼の外方(迎香の付近)で手の陽明大腸経を受け継ぎ、鼻根部へ上行して、眼の下(承泣)から始まります。したがって「外眼角から始まる」は誤りであり、正答は1です。外眼角(目外眥)から始まるのは足の少陽胆経です。目内眥(内眼角)から始まるのは足の太陽膀胱経であり、この3つを区別して覚えます。

胃経はその後、承泣から下行して上歯の中に入り、口の周りをめぐって下顎(大迎、頬車)、耳の前(下関)を経て**額角(頭維)**に至る枝と、前頸部(人迎)から胸部、腹部を下る本経に分かれます。腹部を下った後、鼠径部(気衝)から大腿前面(髀関、伏兎)膝(犢鼻)、**下腿前外側(足三里、上巨虚、条口、豊隆)**を経て、**足背(解渓、衝陽)**を通り、**足の第2指外側端(厲兌)**に終わります。

他の選択肢を確認します。

腹部では脾経と腎経の中央を流れるという記述は正しいものです。腹部の経脈は、**前正中線から外側へ向かって、任脈(正中)、足の少陰腎経(正中の外方5分)、足の陽明胃経(外方2寸)、足の太陰脾経(外方4寸)**の順に並びます。したがって胃経は腎経と脾経の中間を上行(この場合は下行)することになります。

足関節では前脛骨筋腱の外側を流れるという記述も正しいものです。足関節前面には解渓があり、長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間、すなわち前脛骨筋腱よりも外側の位置にあたります。

足の第2指外側爪甲根部に終わるという記述も正しいものです。厲兌は、足の第2指、末節骨外側、爪甲角の近位外方1分にある胃経の井金穴です。

十二経脈の起始と終止を整理すると、大腸経は示指から鼻翼の外方へ胃経は鼻根部から足の第2指外側へ膀胱経は目内眥から足の第5指外側へ胆経は外眼角から足の第4指外側へとなります。

選択肢の確認

1.外眼角から始まる。
誤っている記述であり、これが正答。胃経は鼻根部から承泣に始まります。

2.腹部では脾経と腎経の中央を流れる。
正しい記述。正中から腎経、胃経、脾経の順に並びます。

3.足関節では前脛骨筋腱の外側を流れる。
正しい記述。解渓は長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間にあります。

4.足の第2指外側爪甲根部に終わる。
正しい記述。厲兌は胃経の井金穴です。

覚えるポイント

  • 胃経=鼻根部と承泣に始まり、足の第2指外側(厲兌)に終わる
  • 外眼角から始まるのは胆経目内眥から始まるのは膀胱経
  • 腹部の並び=正中(任脈)、5分(腎経)、2寸(胃経)、4寸(脾経)
17PM10517PM107
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)