17PM108|第17回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
骨度法で胸骨体下端から恥骨結合上際までの長さはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
骨度法の計算を問う問題です。2つの区間を足し合わせる必要があります。
解説
骨度法では、胸腹部の正中線上の距離が次のように定められています。
胸骨体下端(歧骨)から臍中央までが8寸です。
臍中央から恥骨結合上縁(上際)までが5寸です。
したがって、胸骨体下端から恥骨結合上際までは、8寸に5寸を足して13寸となります。正答は3です。
この2つの区間は、腹部の経穴を取るうえで基本となる基準です。上腹部では、臍中央からの距離で経穴の位置が決まります。水分は臍上1寸、下脘は臍上2寸、建里は臍上3寸、中脘は臍上4寸、上脘は臍上5寸、巨闕は臍上6寸、鳩尾は臍上7寸です。中脘は臍上4寸、すなわち胸骨体下端と臍中央のちょうど中点にあたり、八会穴の腑会かつ胃の募穴として重要です。
下腹部では、**陰交が臍下1寸、気海が臍下1.5寸、石門が臍下2寸、関元が臍下3寸、中極が臍下4寸、曲骨が臍下5寸(恥骨結合上際)**となります。関元は小腸の募穴、中極は膀胱の募穴、石門は三焦の募穴です。
そのほかの主な骨度もあわせて確認します。両乳頭間は8寸、前髪際中点から後髪際中点まで12寸、両額角髪際(頭維)間9寸、両乳様突起間9寸、腋窩横紋前端から肘窩まで9寸、肘窩から手関節横紋まで12寸、恥骨結合上縁から膝蓋骨底まで18寸、脛骨内側顆下縁から内果尖まで13寸、膝窩(または膝蓋骨尖)から外果尖まで16寸です。
骨度法の意義は、身長や体格が異なっても、同じ比率で正確に取穴できるという点にあります。したがって、実際の測定では患者ごとに区間の長さを確認し、その中での比率として位置を求めます。
選択肢の確認
1.9寸
誤り。上腕(腋窩横紋前端から肘窩)などの骨度です。
2.11寸
誤り。8寸と5寸の合計には一致しません。
3.13寸
正しい。8寸(胸骨体下端から臍)に5寸(臍から恥骨結合上際)を足した値です。
4.15寸
誤り。13寸を超える値です。
覚えるポイント
- 胸骨体下端から臍中央8寸、臍中央から恥骨結合上際5寸。合計13寸。
- 上腹部=水分1、下脘2、建里3、中脘4、上脘5、巨闕6、鳩尾7(いずれも臍上)。
- 下腹部=陰交1、気海1.5、石門2、関元3、中極4、曲骨5(いずれも臍下)。