17PM114第17回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第17回午後(科目未分類)

第4胸神経デルマトームにない経穴はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

胸部のデルマトームを問う問題です。第4胸神経が乳頭の高さという基準で判断します。

解説

デルマトームは、1つの脊髄神経後根が支配する皮膚の領域です。体幹では、肋間神経が肋骨に沿って走行するため、高さと分節がおおむね対応します。

胸部の主な基準は次のとおりです。第2胸神経(T2)は胸骨角のやや下方第4胸神経(T4)は乳頭の高さ第6胸神経(T6)は剣状突起の高さ第10胸神経(T10)は臍の高さ第12胸神経(T12)は鼠径部です。とくにT4は乳頭、T10は臍という2つの基準は、繰り返し問われる重要な指標です。

乳頭は第4肋間の高さにありますから、第4肋間にある経穴は第4胸神経のデルマトームに属することになります。

各選択肢の経穴を確認します。

屋翳は、前胸部、第2肋間、前正中線の外方4寸にある足の陽明胃経の経穴です。第2肋間は乳頭より上方であり、第2から第3胸神経のデルマトームにあたります。したがって第4胸神経のデルマトームにはなく、正答は1です。胃経の前胸部の経穴は、鎖骨下から順に**気戸、庫房、屋翳、膺窓、乳中(第4肋間、乳頭部)、乳根(第5肋間)**と並びます。

神封は、前胸部、第4肋間、前正中線の外方2寸にある足の少陰腎経の経穴です。第4肋間であり、第4胸神経のデルマトームに属します。

天谿は、前胸部、第4肋間、前正中線の外方6寸にある足の太陰脾経の経穴です。同じく第4肋間であり、第4胸神経のデルマトームに属します。

天池は、前胸部、第4肋間、前正中線の外方5寸(乳頭の外方1寸)にある手の厥陰心包経の経穴です。これも第4肋間であり、第4胸神経のデルマトームに属します。天池は心包経の起始部の経穴にあたります。

前胸部の経穴は、前正中線からの距離で経脈が決まります。正中が任脈、外方2寸が腎経、外方4寸が胃経、外方6寸が脾経であり、**乳頭が外方4寸(乳中)**にあたります。前胸部の刺鍼では、深刺による気胸に十分注意し、浅い斜刺や横刺とすることが原則です。

選択肢の確認

1.屋翳
正しい。第2肋間にあり、第2から第3胸神経のデルマトームです。

2.神封
誤り。第4肋間、外方2寸にあり、この分節に属します。

3.天谿
誤り。第4肋間、外方6寸にあり、この分節に属します。

4.天池
誤り。第4肋間、外方5寸にあり、この分節に属します。

覚えるポイント

  • 胸腹部のデルマトーム=T4は乳頭、T6は剣状突起、T10は臍、T12は鼠径部
  • 前胸部の並び=任脈(正中)、腎経(2寸)、胃経(4寸、乳中)、脾経(6寸)。心包経の天池は5寸。
  • 前胸部の刺鍼は深刺による気胸に注意し、浅い斜刺や横刺とする。
17PM11317PM115
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