17PM160第17回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第17回午後(科目未分類)

圧自律神経反射に関与しないのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

圧自律神経反射の構成要素を問う問題です。運動神経が関わるかを考えます。

解説

**圧自律神経反射(皮膚圧・発汗反射)**は、身体の一側に持続的な圧迫を加えると、圧迫した側では発汗が抑制され、反対側では発汗が増加するという反射です。あわせて、圧迫側の皮膚温が上昇し、反対側で低下するといった変化もみられます。

この反射の経路を順に確認します。

まず、皮膚に加えられた持続的な圧迫を、皮膚の機械受容器が感知します。その情報は感覚神経(求心性線維)によって中枢に伝えられます。したがって感覚神経は関与します

中枢では、この情報が自律神経の中枢に伝わり、交感神経の活動が左右で非対称に変化します。したがって交感神経は関与します

そして、汗腺に分布する交感神経の活動が変化することで、発汗が左右で異なるという結果が生じます。したがって汗腺は関与します。なお、汗腺(エクリン汗腺)に分布する交感神経の節後線維は、例外的にアセチルコリンを放出するという点もあわせて押さえます。

運動神経は関与せず、これが正答で4です。運動神経は骨格筋を支配して随意運動を担う体性神経であり、発汗や皮膚血流といった自律機能の調節には関与しません。この反射は、求心路が体性の感覚神経、遠心路が自律神経(交感神経)という体性-自律神経反射の一種であり、遠心路に運動神経は含まれません。

この反射は、日常でも観察されます。横向きに寝ていると、下になった側の発汗が減り、上になった側の発汗が増える片側に荷物を抱えていると左右で発汗が変わるといった現象がこれにあたります。また、古くは半側発汗として知られ、着物の帯や和装の締めつけによる発汗の左右差として説明されることもあります。

鍼灸においては、体性への刺激が自律神経の活動を変化させるという点で、**体性-内臓反射(体性-自律神経反射)**の理解につながる重要な現象です。あわせて、腹部への刺激は分節性の反射により交感神経を介して胃運動を抑制し、四肢への刺激は上脊髄性の反応により迷走神経を介して胃運動を促進するという知識も、同じ枠組みで整理できます。

選択肢の確認

1.汗腺
関与する。交感神経の支配を受け、発汗の変化として現れます。

2.交感神経
関与する。遠心路として発汗と皮膚血流を調節します。

3.感覚神経
関与する。皮膚への圧迫を感知して中枢に伝える求心路です。

4.運動神経
関与せず、これが正答。骨格筋を支配する体性神経であり自律機能には関与しません。

覚えるポイント

  • 圧自律神経反射=一側の持続的圧迫で、圧迫側の発汗が抑制され反対側で増加
  • 経路=感覚神経(求心路)→中枢→交感神経(遠心路)→汗腺運動神経は関与しない
  • 汗腺の交感神経節後線維はアセチルコリンを放出する例外。体性-自律神経反射の一種。
17PM15916AM1
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