17PM85|第17回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
足の内側縦アーチを構成する骨で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
足のアーチを構成する骨を問う問題です。内側縦アーチと外側縦アーチを区別します。
解説
足には、体重を支え、衝撃を吸収し、歩行時に推進力を生むための3つのアーチがあります。
内側縦アーチは、踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第1中足骨によって構成されます。いわゆる土踏まずにあたり、3つのアーチの中で最も高く、衝撃吸収に重要な役割を果たします。このアーチを下から支えるのが足底腱膜(足底筋膜)と後脛骨筋腱、長腓骨筋腱であり、要となるのが**距骨と舟状骨の関節(距舟関節)**です。
したがって、立方骨は内側縦アーチを構成しません。正答は3です。立方骨は足の外側にあり、外側縦アーチを構成します。外側縦アーチは、踵骨、立方骨、第5中足骨からなり、内側縦アーチより低く、主に体重の支持に関わります。
横アーチは、楔状骨と立方骨のレベル、および中足骨頭のレベルで形成され、母趾球から小趾球にかけての横方向のアーチです。
アーチが破綻すると次のような病態が生じます。内側縦アーチの低下は扁平足であり、疲れやすさ、足底の痛み、外反母趾の誘因となります。足底腱膜への繰り返しの牽引により足底腱膜炎を生じ、踵骨の内側前方に圧痛があり、起床後の第一歩や長時間の座位の後の歩き始めに痛みが強いという特徴を示します。横アーチの低下は開張足であり、中足骨頭部の胼胝と痛み、外反母趾、モートン病につながります。
施術では、足底腱膜、後脛骨筋、長腓骨筋、下腿三頭筋への施術に加え、足部内在筋の強化(タオルギャザーなど)、靴とインソールの見直し、体重管理といった指導が組み合わされます。取穴では、然谷、公孫、太白、湧泉、失眠などが用いられます。
選択肢の確認
1.踵骨
誤り。内側縦アーチの後方を構成します。
2.舟状骨
誤り。内側縦アーチの要となる骨です。
3.立方骨
正しい。立方骨は外側縦アーチを構成します。
4.第1中足骨
誤り。内側縦アーチの前方を構成します。
覚えるポイント
- 内側縦アーチ=踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第1中足骨(土踏まず、衝撃吸収)。
- 外側縦アーチ=踵骨、立方骨、第5中足骨(体重の支持)。横アーチは母趾球から小趾球。
- 破綻=扁平足、足底腱膜炎(起床後の第一歩の痛み)、開張足、外反母趾、モートン病。