19AM17|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第19回午前(科目未分類)
肩甲骨に関する記述で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
肩甲骨の各部の名称と、そこに付着する構造を問う問題です。触知できる骨指標も確認します。
解説
肩甲骨は、胸郭の後面にある三角形の扁平骨で、**上角、下角、外側角(関節角)**の3つの角と、上縁、内側縁、外側縁の3つの縁をもちます。
関節窩は外側角(関節角)にあり、上腕骨頭と肩甲上腕関節(肩関節)をつくります。上角にあるのではありません。関節窩の上方には関節上結節(上腕二頭筋長頭が起始)、下方には**関節下結節(上腕三頭筋長頭が起始)**があります。
肩甲切痕は上縁の外側寄りにある切れ込みで、上肩甲横靱帯が架かって孔をつくります。ここを通るのは肩甲上神経です。腋窩神経は、小円筋、大円筋、上腕三頭筋長頭、上腕骨外科頸で囲まれた四辺形間隙を通り、三角筋と小円筋を支配します。したがって記述は誤りです。
肩峰は、肩甲棘の外側端が広がった突起で、鎖骨の肩峰端と肩鎖関節をつくります。肩の最も高い外側の部分にあたり、体表から容易に触れることができます。臨床では、上肢長の測定や取穴の基準として用いられます。したがって記述は正しく、正答は3です。
烏口突起は、上縁の外側から前方に突き出す突起で、ここには小胸筋が停止し、烏口腕筋と上腕二頭筋短頭が起始します。大胸筋は鎖骨、胸骨、肋軟骨、腹直筋鞘から起こり、上腕骨の大結節稜に停止するため、記述は誤りです。
選択肢の確認
1.関節窩は上角にある。
誤り。外側角(関節角)にあります。
2.肩甲切痕を腋窩神経が通る。
誤り。肩甲上神経が通ります。腋窩神経は四辺形間隙を通ります。
3.肩峰は体表から触れることができる。
正しい。肩の最も高い外側部で容易に触知できます。
4.烏口突起に大胸筋が停止する。
誤り。烏口突起に停止するのは小胸筋です。
覚えるポイント
- 関節窩は外側角。上方に関節上結節(上腕二頭筋長頭)、下方に関節下結節(上腕三頭筋長頭)。
- 肩甲切痕=肩甲上神経、四辺形間隙=腋窩神経と後上腕回旋動脈。
- 烏口突起=小胸筋が停止、烏口腕筋と上腕二頭筋短頭が起始。大胸筋は大結節稜に停止。