19AM19|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第19回午前(科目未分類)
脊柱起立筋に属するのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
脊柱起立筋(固有背筋)の構成を問う問題です。背部の深層にある3つの筋を覚えているかが要点です。
解説
脊柱起立筋は、脊柱の両側を縦に走る筋群で、外側から内側へ腸肋筋、最長筋、棘筋の3つで構成されます。設問の正答は2の腸肋筋です。
腸肋筋は最も外側にあり、腸肋筋のうち腰腸肋筋、胸腸肋筋、頸腸肋筋に分かれ、腸骨稜や仙骨、肋骨から起こって上位の肋骨や頸椎の横突起に停止します。
最長筋は中間にあり、胸最長筋、頸最長筋、頭最長筋に分かれ、横突起や乳様突起に停止します。
棘筋は最も内側にあり、棘突起の間を結びます。
これらは脊柱の伸展を主な作用とし、片側が働けば同側への側屈と回旋を行います。支配神経は脊髄神経の後枝であり、この点も重要です。姿勢の保持に働き、長時間の前屈姿勢や不良姿勢で緊張しやすく、腰背部痛の原因となります。取穴では、膀胱経第1行線(棘突起下縁の外方1寸5分)や第2行線(外方3寸)がこの筋群の上にあたります。
他の選択肢を確認します。
頭長筋は、頸椎の横突起から起こり後頭骨底部に停止する**椎前筋(頸部の深層前面の筋)**で、頭部の屈曲に働きます。脊柱起立筋ではありません。
腸骨筋と大腰筋は、あわせて腸腰筋を構成する股関節の屈筋です。腸骨筋は腸骨窩から、大腰筋は腰椎の椎体と横突起から起こり、いずれも大腿骨の小転子に停止します。支配は大腿神経および腰神経叢です。腹部の深層にあり、背部の筋ではありません。
選択肢の確認
1.頭長筋
誤り。椎前筋であり、頭部の屈曲に働きます。
2.腸肋筋
正しい。最長筋、棘筋とともに脊柱起立筋を構成します。
3.腸骨筋
誤り。腸腰筋を構成する股関節の屈筋です。
4.大腰筋
誤り。同じく腸腰筋を構成します。
覚えるポイント
- 脊柱起立筋=腸肋筋、最長筋、棘筋(外側から内側の順)。
- 作用=脊柱の伸展、片側で同側への側屈と回旋。支配は脊髄神経後枝。
- 腸腰筋(大腰筋+腸骨筋)は股関節の屈筋で小転子に停止。