19AM21|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第19回午前(科目未分類)
気管について正しい記述はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
気管の位置と構造を問う問題です。始まりの高さ、食道との前後関係、分岐部、軟骨の形の4点を確認します。
解説
気管は、喉頭に続いて輪状軟骨の下縁(第6頸椎の高さ)で始まり、頸部から胸腔に入り、第4から第5胸椎の高さ(胸骨角の高さ)で左右の主気管支に分岐します。長さはおよそ10センチメートル、内径は約2センチメートルです。したがって「輪状軟骨の下縁に始まる」は正しく、正答は1です。「第2胸椎の高さで分岐する」は誤りです。
食道との位置関係は、気管が前、食道が後ろです。頸部では気管の前面に甲状腺が乗り、後面で食道と接します。したがって「食道の後方にある」は誤りです。
気管軟骨は、馬蹄形(C字型)の硝子軟骨が縦に積み重なった構造で、16個から20個あります。後壁には軟骨がなく、平滑筋(気管筋)と結合組織からなる膜性壁となっています。後壁が柔らかいことで、後方にある食道が食塊で膨らんでも支障が生じません。したがって「軟骨が全周を取り囲む」は誤りです。
分岐部では、右主気管支の方が太く、短く、より垂直に近いという特徴があります。そのため、誤嚥した異物は右の気管支に入りやすく、誤嚥性肺炎も右肺に生じやすくなります。
気管と気管支の粘膜は多列線毛上皮で、杯細胞が分泌する粘液とともに、線毛運動によって異物を咽頭方向へ運び出します。喫煙はこの線毛運動を障害します。
選択肢の確認
1.輪状軟骨の下縁に始まる。
正しい。第6頸椎の高さで喉頭に続いて始まります。
2.食道の後方にある。
誤り。気管は食道の前方にあります。
3.第2胸椎の高さで左右の気管支に分岐する。
誤り。第4から第5胸椎の高さで分岐します。
4.軟骨が全周を取り囲む。
誤り。馬蹄形で後壁は膜性壁です。
覚えるポイント
- 気管=輪状軟骨下縁(第6頸椎)から第4から第5胸椎まで、食道の前を下行。
- 気管軟骨は馬蹄形、後壁は膜性壁。粘膜は多列線毛上皮。
- 右主気管支は太く短く垂直に近いため、誤嚥した異物が入りやすい。