19AM3|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
汚染が少ないほど測定値が高くなる指標はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
水質汚濁の指標を問う問題です。汚れているほど値が上がるのか、下がるのかという方向に注意します。
解説
水質の指標は、汚染が進むほど値が上がるものと、汚染が進むほど値が下がるものに分けられます。
BOD(生物化学的酸素要求量)は、水中の有機物を微生物が分解する際に消費する酸素の量です。有機物による汚濁が進むほど微生物が多くの酸素を使うため、値は高くなります。主に河川の水質指標として用いられます。
COD(化学的酸素要求量)は、水中の有機物などを酸化剤で化学的に酸化するのに要する酸素の量です。こちらも汚濁が進むほど値は高くなり、主に海域や湖沼の指標として用いられます。
DO(溶存酸素量)は、水中に溶けている酸素の量です。有機物による汚濁が進むと、微生物がその分解に酸素を大量に消費するため、水中の酸素は減っていきます。したがって汚染が進むほど値は低くなり、汚染が少ないほど値は高くなります。設問の条件に合致するのはDOであり、正答は3です。DOが極度に低下すると魚類が生息できなくなり、嫌気性分解による悪臭が発生します。
**pH(水素イオン濃度指数)**は、水の酸性・アルカリ性の程度を示す指標で、中性が7です。汚染の程度と単純に比例するものではなく、酸性排水でもアルカリ性排水でも中性から外れます。
そのほかの水質指標として、SS(浮遊物質量)、大腸菌群数があり、いずれも汚染が進むほど値が高くなります。
選択肢の確認
1.BOD(生物学的酸素要求量)
誤り。汚染が進むほど値が高くなります。河川の指標です。
2.COD(化学的酸素要求量)
誤り。汚染が進むほど値が高くなります。海域や湖沼の指標です。
3.DO(溶存酸素量)
正しい。汚染が少ないほど値が高くなります。
4.pH(水素イオン濃度)
誤り。酸性・アルカリ性の程度を示し、汚染の程度と単純に対応しません。
覚えるポイント
- 汚染が進むと高くなる=BOD、COD、SS、大腸菌群数。
- 汚染が進むと低くなる=DO(溶存酸素量)。
- BODは河川、CODは海域と湖沼の指標。