19AM30|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
感覚受容器と神経との組合せで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
感覚受容器と、それを支配する脳神経を対応させる問題です。名称の似た神経を取り違えないよう注意します。
解説
各選択肢を検討します。
平衡斑は、内耳の卵形嚢と球形嚢にある平衡感覚の受容器で、前庭神経が支配します。前庭神経は蝸牛神経とともに**内耳神経(第8脳神経)**を構成します。**舌咽神経(第9脳神経)**は、舌の後3分の1の味覚と一般感覚、咽頭の感覚、茎突咽頭筋の運動、耳下腺の分泌を担います。したがって記述は誤りです。
味蕾の味覚は、部位により支配神経が異なります。舌の前3分の2は顔面神経(鼓索神経)、舌の後3分の1は舌咽神経、喉頭蓋周辺は迷走神経が担います。舌下神経(第12脳神経)は舌筋の運動を支配する神経であり、味覚には関与しません。したがって記述は誤りです。
網膜の視細胞がとらえた情報は、視神経(第2脳神経)によって伝えられます。眼神経は三叉神経の第1枝で、前頭部、上眼瞼、鼻背、角膜などの一般体性感覚を担う神経であり、視覚とは無関係です。名称が紛らわしいので注意します。したがって記述は誤りです。
コルチ器(ラセン器)は、蝸牛管の基底板の上にある聴覚の受容器で、有毛細胞が音による基底板の振動をとらえます。この情報を伝えるのが蝸牛神経であり、記述は正しく、正答は4です。
脳神経のうち、純粋な感覚性(知覚性)は嗅神経、視神経、内耳神経の3つ、純粋な運動性は動眼神経、滑車神経、外転神経、副神経、舌下神経の5つ、混合性は三叉神経、顔面神経、舌咽神経、迷走神経の4つです。この分類もあわせて覚えます。
選択肢の確認
1.平衡斑-舌咽神経
誤り。前庭神経が支配します。
2.味蕾-舌下神経
誤り。顔面神経、舌咽神経、迷走神経が味覚を担います。
3.網膜-眼神経
誤り。視神経が伝えます。眼神経は三叉神経第1枝です。
4.コルチ器-蝸牛神経
正しい。聴覚の受容器と、それを伝える神経の組合せです。
覚えるポイント
- 平衡斑と膨大部稜=前庭神経、コルチ器=蝸牛神経。両者で内耳神経。
- 味覚=舌の前3分の2は顔面神経、後3分の1は舌咽神経、喉頭蓋は迷走神経。
- 純感覚性=嗅神経、視神経、内耳神経。眼神経は三叉神経第1枝で視覚とは無関係。