19AM39第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第19回午前(科目未分類)

反射中枢が脊髄にあるのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3

この問題のポイント

反射の中枢がどこにあるかを問う問題です。脊髄反射か、脳幹の反射かで分けます。

解説

反射は、中枢の位置によって脊髄反射と**脳幹反射(および上位中枢が関わる反射)**に分けられます。

脊髄に中枢がある反射の代表は次のとおりです。伸張反射(膝蓋腱反射、アキレス腱反射)屈曲反射(逃避反射)交叉性伸展反射腹壁反射、挙睾筋反射排尿反射と排便反射(仙髄)勃起反射と射精反射です。

交叉性伸展反射は、一側の下肢に痛み刺激が加わったとき、刺激された側の下肢は屈曲して逃避し(屈曲反射)、同時に反対側の下肢は伸展して体重を支えるという反射です。介在ニューロンを介して反対側の運動ニューロンに興奮が伝わることで起こり、中枢は脊髄にあります。したがって正答は3です。立位で片足を引っ込めても倒れないのはこの仕組みによります。

他の選択肢を確認します。

開口反射は、口腔内や歯に痛み刺激が加わったときに反射的に口が開く防御反射で、中枢は**橋と延髄(三叉神経の運動核と感覚核)**にあります。

緊張性頸反射は、頸部の位置(頭の向き)によって四肢の筋緊張が変化する反射で、中枢は**延髄(および脳幹)**にあります。非対称性緊張性頸反射では、顔を向けた側の上下肢が伸展し、反対側が屈曲します。新生児期にみられ、正常発達では消失します。

緊張性迷路反射は、頭部の位置(重力に対する傾き)を内耳の耳石器が感知して四肢の筋緊張が変化する反射で、中枢は**脳幹(前庭核)**にあります。

これらの姿勢反射は、正常な発達では上位中枢の成熟により抑制されますが、脳性麻痺や脳血管障害では再び現れることがあります。

選択肢の確認

1.開口反射
誤り。中枢は橋と延髄にあります。

2.緊張性頸反射
誤り。中枢は延髄などの脳幹にあります。

3.交叉性伸展反射
正しい。中枢は脊髄にあります。

4.緊張性迷路反射
誤り。中枢は脳幹(前庭核)にあります。

覚えるポイント

  • 脊髄反射=伸張反射、屈曲(逃避)反射、交叉性伸展反射、腹壁反射、排尿・排便反射
  • 交叉性伸展反射=刺激側が屈曲、反対側が伸展して体を支える
  • 緊張性頸反射と緊張性迷路反射は脳幹が中枢の姿勢反射。
19AM3819AM40
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)