19AM40|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
ホメオスタシスについて誤っている記述はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
**ホメオスタシス(恒常性)**で保たれている値を問う問題です。基準値を覚えているかが直接問われます。
解説
ホメオスタシスは、外部環境が変化しても内部環境(体液の性状)を一定に保つ働きです。ベルナールが「内部環境の固定性」として提唱し、キャノンがホメオスタシスと名づけました。神経系(特に自律神経)、内分泌系、免疫系が協調して維持しています。
各選択肢の値を確認します。
**体温(核心温度)**は、およそ37度に保たれています。体表の温度は環境により変動しますが、脳や内臓の温度は視床下部の体温調節中枢により一定に保たれます。記述は正しいものです。なお、早朝が最も低く、夕方に最も高いという日内変動があります。
血糖値は、健常者の空腹時でおよそ70から110ミリグラム毎デシリットルに保たれています。食後に一時的に上昇しても、インスリンの作用により速やかに戻ります。200ミリグラム毎デシリットルという値は、随時血糖でこれを超えれば糖尿病型と判定される高い値であり、恒常的に維持される値ではありません。したがって誤っている記述であり、正答は2です。
細胞外液のpHは、**およそ7.35から7.45(平均7.4)**という狭い範囲に保たれています。緩衝系、肺による二酸化炭素の排泄、腎臓による水素イオンの排泄と重炭酸イオンの再吸収により維持されます。記述は正しいものです。
血漿カルシウム濃度は、およそ8.5から10.5ミリグラム毎デシリットルに保たれています。パラソルモン、カルシトニン、活性型ビタミンDにより調節されます。記述は正しいものです。低下するとテタニーを、上昇すると筋力低下、多尿、意識障害を生じます。
選択肢の確認
1.体温(核心温度)は約37℃に維持されている。
正しい記述。視床下部の体温調節中枢が維持します。
2.血糖値は約200mg/dlに維持されている。
誤っている記述であり、これが正答。空腹時で約70から110ミリグラム毎デシリットルです。
3.細胞外液のpHは約7.4に維持されている。
正しい記述。7.35から7.45の狭い範囲に保たれます。
4.血漿カルシウム濃度は約10mg/dlに維持されている。
正しい記述。約8.5から10.5ミリグラム毎デシリットルです。
覚えるポイント
- ホメオスタシス=内部環境を一定に保つ。ベルナールとキャノン。
- 基準値=体温約37度、空腹時血糖70から110、pH7.35から7.45、血漿カルシウム8.5から10.5。
- 維持するのは自律神経系、内分泌系、免疫系の協調。