19AM46|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第19回午前(科目未分類)
出血性梗塞を最も起こしやすい臓器はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
梗塞の種類を問う問題です。その臓器の血管の走り方が答えを決めます。
解説
梗塞は、動脈の閉塞により組織が壊死に陥ることです。見た目により2つに分けられます。
**貧血性梗塞(白色梗塞)**は、**終動脈(側副路をもたない動脈)**によって養われる臓器で起こります。血流が完全に途絶えるため、壊死巣は蒼白になります。脳、心臓、脾臓、腎臓が代表です。
出血性梗塞(赤色梗塞)は、血管の吻合が豊富な臓器や二重の血液供給を受ける臓器、うっ血のある臓器で起こります。閉塞後も別の経路から血液が流れ込むため、壊死巣に出血が生じて赤くなります。腸(小腸)と肺が代表です。
小腸は、上腸間膜動脈から出た多数の枝が腸間膜内で弓状のアーケードを形成し、豊富に吻合しています。そのため一部の動脈が閉塞しても周囲から血液が流入し、壊死した部位に出血が起こって出血性梗塞となります。したがって正答は3です。上腸間膜動脈が塞栓により閉塞する上腸間膜動脈閉塞症では、突然の激しい腹痛と血便をきたし、腸管が壊死に陥る緊急疾患となります。肺も、肺動脈と気管支動脈の二重支配を受けるため出血性梗塞となります。
他の選択肢を確認します。脳は終動脈により養われ、貧血性梗塞となります。ただし脳梗塞後に血流が再開すると出血性に変化する(出血性梗塞への転化)ことがあります。脾臓と腎臓も終動脈により養われるため、典型的な貧血性梗塞をきたします。
選択肢の確認
1.脳
誤り。終動脈により養われ、貧血性梗塞となります。
2.脾臓
誤り。終動脈により養われ、貧血性梗塞となります。
3.小腸
正しい。血管の吻合が豊富なため出血性梗塞となります。
4.腎臓
誤り。終動脈により養われ、貧血性梗塞となります。
覚えるポイント
- 貧血性梗塞(白色)=終動脈の臓器。脳、心臓、脾臓、腎臓。
- 出血性梗塞(赤色)=吻合が豊富か二重支配の臓器。小腸と肺。
- 上腸間膜動脈閉塞症は激しい腹痛と血便をきたす緊急疾患。