19AM50第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第19回午前(科目未分類)

自己免疫疾患と合併病変との組合せで正しいのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

自己免疫疾患の代表的な臓器病変を問う問題です。それぞれの疾患で「どこがやられるか」を対応させます。

解説

各選択肢を検討します。

全身性エリテマトーデス(SLE)は、若い女性に好発する全身性の自己免疫疾患で、抗核抗体、抗DNA抗体、抗Sm抗体が陽性となります。免疫複合体が組織に沈着するⅢ型アレルギーが主な機序で、その代表的な標的が腎臓です。**ループス腎炎(糸球体腎炎)**は予後を左右する重要な合併症で、蛋白尿、血尿、ネフローゼ症候群、腎不全をきたします。したがって組合せは正しく、正答は1です。ほかに、蝶形紅斑、円板状皮疹、光線過敏、口腔内潰瘍、関節炎、漿膜炎、中枢神経症状、血球減少がみられます。

関節リウマチは、滑膜の慢性炎症により関節が破壊される疾患で、リウマトイド因子と抗CCP抗体が陽性となります。関節外病変としては、間質性肺炎、血管炎、皮下結節(リウマトイド結節)、貧血、シェーグレン症候群の合併がみられます。内臓悪性腫瘍の合併が問題になるのは皮膚筋炎であり、中高年で発症した場合は悪性腫瘍の検索が行われます。したがって組合せは誤りです。

橋本病(慢性甲状腺炎)は、抗サイログロブリン抗体と抗TPO抗体が陽性となる自己免疫性の甲状腺疾患で、びまん性の甲状腺腫と、進行すれば甲状腺機能低下症をきたします。アフタ性口内炎が主症状となるのはベーチェット病です。したがって組合せは誤りです。

進行性全身性硬化症(全身性強皮症)は、皮膚と内臓の線維化を特徴とし、レイノー現象、手指の硬化(強指症)、仮面様顔貌、食道の蠕動低下による嚥下障害、間質性肺炎と肺線維症、腎クリーゼがみられます。抗Scl-70抗体、抗セントロメア抗体が陽性となります。胆汁うっ滞が中心となるのは原発性胆汁性胆管炎であり、強皮症の代表的な合併病変とはいえません。したがって組合せは誤りです。

選択肢の確認

1.全身性エリテマトーデス-糸球体腎炎
正しい。ループス腎炎は予後を左右する重要な合併症です。

2.関節リウマチ-内臓悪性腫瘍
誤り。悪性腫瘍の合併が問題になるのは皮膚筋炎です。

3.橋本病-アフタ性口内炎
誤り。アフタ性口内炎はベーチェット病の症状です。

4.進行性全身性硬化症-胆汁うっ滞
誤り。代表的な病変は皮膚硬化、食道病変、肺線維症です。

覚えるポイント

  • SLE=若い女性、蝶形紅斑、抗核抗体、ループス腎炎(Ⅲ型アレルギー)
  • 関節リウマチ=滑膜炎、抗CCP抗体、関節外病変は間質性肺炎や血管炎皮膚筋炎は悪性腫瘍を合併
  • 橋本病=甲状腺機能低下ベーチェット病=口腔内アフタ、外陰部潰瘍、皮膚症状、ブドウ膜炎
19AM4919AM51
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