19AM74第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第19回午前(科目未分類)

糖尿病について正しい記述はどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

糖尿病の分類、症状、指標、治療を問う問題です。1型と2型の違いをはっきりさせます。

解説

各選択肢を検討します。

1型糖尿病は、主に自己免疫により膵ランゲルハンス島のB細胞が破壊され、インスリンが絶対的に欠乏する糖尿病です。若年者(小児から思春期)に多く、発症は急激で、やせ型が多く、放置すればケトアシドーシスに陥ります。

2型糖尿病は、インスリン分泌の低下とインスリン抵抗性が組み合わさって生じるもので、日本の糖尿病の大部分を占めます。中高年に多く肥満、過食、運動不足、遺伝的素因が背景にあり、発症は緩徐で自覚症状に乏しいのが特徴です。したがって「2型糖尿病は若年者に多い」は誤りです(近年は若年発症の2型も増えていますが、典型は中高年です)。

尿量については、高血糖により尿中にグルコースが排泄されると、浸透圧利尿が起こって多尿となり、これに伴って口渇と多飲が生じます。したがって「乏尿がみられる」は誤りです。三大症状は多尿、口渇、多飲であり、あわせて体重減少と易疲労感がみられます。

血糖コントロールの指標は次のとおりです。HbA1cは過去1から2か月の平均血糖を反映します(赤血球の寿命が約120日であるため)。グリコアルブミンは過去2週間程度1,5-AGはさらに短期間の状態を反映します。したがって「グリコアルブミンは過去1から2か月の血糖値を反映する」は誤りで、これはHbA1cの説明です。

1型糖尿病の治療は、インスリンが絶対的に欠乏しているため、インスリン療法が必須です。したがって記述は正しく、正答は4です。2型糖尿病では、まず食事療法と運動療法を行い、必要に応じて経口血糖降下薬やインスリンを用います。

なお、運動療法は、増殖網膜症、腎不全、著しい高血糖、感染症の合併時などでは禁忌または制限される点も重要です。

選択肢の確認

1.2型糖尿病は若年者に多い。
誤り。中高年に多く、若年者に多いのは1型です。

2.乏尿がみられる。
誤り。浸透圧利尿により多尿となります。

3.グリコアルブミンは過去1-2か月の血糖値を反映する。
誤り。それはHbA1cで、グリコアルブミンは過去2週間程度です。

4.1型糖尿病患者にはインスリン療法を行う。
正しい。インスリンが絶対的に欠乏するため必須です。

覚えるポイント

  • 1型=自己免疫、若年、急激、やせ型、インスリン必須2型=中高年、緩徐、肥満、まず食事と運動
  • 三大症状=多尿、口渇、多飲浸透圧利尿による。
  • 指標=HbA1cは1から2か月、グリコアルブミンは2週間
19AM7319AM75
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)