19AM76第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第19回午前(科目未分類)

疾患とその特徴で正しい組合せはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

婦人科疾患と特徴の組合せを問う問題です。子宮頸がんと子宮体がんの危険因子を取り違えないことが要点です。

解説

各選択肢を検討します。

子宮筋腫は、子宮の平滑筋から生じる良性腫瘍で、性成熟期の女性に非常に多くみられます。エストロゲン依存性であり、閉経後は縮小します。発生部位により、粘膜下筋腫、筋層内筋腫、漿膜下筋腫に分けられます。症状としては、過多月経が最も重要で、これに伴う鉄欠乏性貧血、月経困難症、下腹部の腫瘤感、圧迫による頻尿や便秘、不妊がみられます。とくに粘膜下筋腫では、小さくても過多月経をきたしやすいという特徴があります。したがって「子宮筋腫-過多月経」は正しく、正答は1です。

子宮体がんは、子宮内膜から発生する腺癌で、エストロゲンの持続的な刺激が最大の危険因子です。具体的には、閉経後の肥満、未産、遅い閉経、早い初経、無排卵周期、多嚢胞性卵巣症候群、エストロゲン単独補充療法が危険因子となります。主症状は不正性器出血で、閉経後の出血では必ず疑うべき疾患です。したがって「子宮体がん-ヒトパピローマウイルス」は誤りで、危険因子が入れ替わっています。

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染が主な原因で、扁平上皮癌が多くを占めます。性交渉による感染であるため、若年からの性交渉、多数のパートナー、喫煙が危険因子です。予防としてHPVワクチンと**子宮頸がん検診(細胞診)**が有効です。したがって「子宮頸がん-卵胞ホルモン服用者」は誤りで、卵胞ホルモン(エストロゲン)が関わるのは子宮体がんです。

卵巣嚢腫は卵巣に生じる良性の嚢胞性腫瘍で、無症状のまま大きくなることが多く、腹部膨満や圧迫症状で気づかれます。茎捻転を起こすと突然の激しい下腹部痛と嘔吐をきたす急性腹症となります。月経困難症を主症状とするのは子宮内膜症や子宮腺筋症であり、卵巣嚢腫の特徴とはいえません。

選択肢の確認

1.子宮筋腫-過多月経
正しい。特に粘膜下筋腫で過多月経と貧血をきたします。

2.子宮体がん-ヒトパピローマウイルス
誤り。HPVは子宮頸がんの原因です。

3.子宮頸がん-卵胞ホルモン服用者
誤り。エストロゲンが関わるのは子宮体がんです。

4.卵巣嚢腫-月経困難症
誤り。無症状が多く、茎捻転で急性腹症となります。

覚えるポイント

  • 子宮筋腫=エストロゲン依存性の良性腫瘍、過多月経と鉄欠乏性貧血
  • 子宮頸がん=HPVの持続感染、扁平上皮癌、ワクチンと検診で予防
  • 子宮体がん=エストロゲンの持続刺激、腺癌、不正性器出血。閉経後の出血は要精査。
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