19PM106|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
膀胱経の流注について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
足の太陽膀胱経の流注を問う問題です。起始、終止、属絡、頭部での位置の4点を確認します。
解説
足の太陽膀胱経の流注を確認します。
起始は目内眥(睛明)です。手の太陽小腸経を内眼角で受け継ぎます。したがって「外眼角から始まる」は誤りです。外眼角(目外眥)から始まるのは足の少陽胆経です。
そこから前頭部を上り、**頭頂(百会の付近で督脈と交わる)**を越えて後頭部へ向かい、項部で分かれて背部を下行します。
頭部および背部での位置は、後正中線(督脈)の外方1寸5分を第1行、外方3寸を第2行として、2本の線で下行します。頭部でも通天や絡却などの経穴が督脈の外方1寸5分に位置します。したがって「頭頂部では督脈の外方1寸5分を進む」は正しく、正答は4です。
属絡関係は、膀胱に属し、腎に絡します。陽経は腑に属して臓に絡するという原則どおりです。したがって「膀胱を絡い腎に属する」は属と絡が逆であり誤りです。
終止は、足の第5指外側端(至陰)です。したがって「足の第4指外側に終わる」は誤りです。足の第4指外側端(足竅陰)に終わるのは足の少陽胆経です。
膀胱経は、**全身で最も経穴の数が多い経脈(片側67穴)であり、背部の背部兪穴(肺兪、心兪、肝兪、脾兪、腎兪など)**を含むことから、臓腑の診断と治療において極めて重要です。その病証は、頭痛、項背部のこわばりと痛み、腰が折れるような痛み、下肢後面の痛み、痔、狂癲疾などです。
選択肢の確認
1.外眼角から始まる。
誤り。目内眥(睛明)から始まります。外眼角は胆経です。
2.足の第4指外側に終わる。
誤り。足の第5指外側端(至陰)に終わります。
3.膀胱を絡い腎に属する。
誤り。膀胱に属し腎に絡します。
4.頭頂部では督脈の外方1寸5分を進む。
正しい。頭部でも背部でも第1行は後正中線の外方1寸5分です。
覚えるポイント
- 膀胱経=目内眥(睛明)から頭頂、後頭、項背、腰、下肢後面を経て足の第5指外側(至陰)。
- 膀胱に属し腎に絡す。背部は外方1寸5分(第1行)と3寸(第2行)。
- 片側67穴で最多。背部兪穴を含み、臓腑の診断と治療に重要。