19PM115|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
五行の火の性質をもつ経穴の部位はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
五兪穴の五行配当を用いて、火に属する経穴を選ぶ問題です。部位から経穴を特定してから配当を判定します。
解説
まず、五兪穴の五行配当を確認します。陽経は井金、滎水、兪木、経火、合土、陰経は井木、滎火、兪土、経金、合水です。
各選択肢の部位が示す経穴を特定します。
陽池の上方3寸は、支溝です。支溝は手の少陽三焦経の経穴で、前腕後面、尺骨と橈骨の間、手関節背側横紋の上方3寸にあります。三焦経は陽経であり、支溝は**経穴(経火穴)**にあたるため、五行では火に属します。したがって正答は1です。支溝は便秘や脇肋部の痛みに用いられます。
大陵の上方3寸は、間使です。間使は手の厥陰心包経の経穴で、前腕前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方3寸にあります。心包経は陰経であり、間使は**経穴(経金穴)**にあたるため、五行では金に属します。
外膝眼(犢鼻)の下方3寸は、足三里です。足三里は足の陽明胃経の経穴で、胃経は陽経、足三里は**合穴(合土穴)**にあたるため、五行では土に属します。四総穴として腹部の疾患を主り、胃の下合穴でもあります。
太渓の上方2寸は、復溜です。復溜は足の少陰腎経の経穴で、腎経は陰経、復溜は**経穴(経金穴)**にあたるため、五行では金に属します。難経六十九難で腎虚に対して補う母穴として重要です。
このように、この種の問題は、部位から経穴を特定し、その経が陰経か陽経かを判断し、五兪穴のどれにあたるかを確認するという3段階で解きます。手関節や足関節から近い順に、井、滎、兪、経、合と並ぶ配置を思い浮かべると、経穴の特定がしやすくなります。
選択肢の確認
1.陽池の上方3寸
正しい。支溝であり、三焦経(陽経)の経火穴で火に属します。
2.大陵の上方3寸
誤り。間使であり、心包経(陰経)の経金穴で金に属します。
3.外膝眼(犢鼻)の下方3寸
誤り。足三里であり、胃経の合土穴で土に属します。
4.太渓の上方2寸
誤り。復溜であり、腎経の経金穴で金に属します。
覚えるポイント
- 陽経=井金、滎水、兪木、経火、合土。陰経=井木、滎火、兪土、経金、合水。
- 支溝=三焦経の経火穴(陽池の上方3寸)、間使=心包経の経金穴(大陵の上方3寸)。
- 足三里=胃経の合土穴、復溜=腎経の経金穴。部位→経脈→五兪穴の順に特定する。