19PM118|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
脚気八処の穴のうち一側の膝関節部にある経穴はいくつあるか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
脚気八処の穴の構成を覚え、そのうち膝関節部にある穴の数を数える問題です。
解説
脚気八処の穴は、脚気(ビタミンB1欠乏による末梢神経障害と心不全)の治療に用いられてきた8つの経穴です。一般に次の8穴が挙げられます。
風市は、大腿外側、直立して手を下垂したとき中指先端があたる腸脛靱帯の後方にあります。
伏兎は、大腿前外側、膝蓋骨底の上方6寸にあります。
**犢鼻(外膝眼)**は、膝前面、膝蓋靱帯の外方の陥凹部にあります。
**膝眼(内膝眼)**は、膝前面、膝蓋靱帯の内方の陥凹部にあります。
足三里は、下腿前外側、犢鼻の下方3寸にあります。
上巨虚は、犢鼻の下方6寸にあります。
下巨虚は、犢鼻の下方9寸にあります。
**懸鐘(絶骨)**は、下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方3寸にあります。
このうち、膝関節部にあるのは、犢鼻(外膝眼)と膝眼(内膝眼)の2穴です。膝蓋靱帯を挟んで外側と内側にそれぞれ位置し、あわせて膝眼と総称されることもあります。したがって正答は2です。
伏兎と風市は大腿部、足三里と上巨虚と下巨虚は下腿前外側、懸鐘は下腿外側の下部にあり、いずれも膝関節部ではありません。とくに足三里は犢鼻の下方3寸であり、膝関節そのものではなく下腿にあたる点に注意します。
犢鼻と膝眼(内膝眼)は、膝関節の局所治療穴として、変形性膝関節症、膝関節痛、膝の腫れと水腫に広く用いられます。膝を軽く屈曲させると陥凹が明瞭になり、取穴しやすくなります。刺鍼にあたっては、関節腔に近いため清潔操作を徹底し、関節内への感染を避けることが重要です。
選択肢の確認
1.1穴
誤り。犢鼻と膝眼の2穴が該当します。
2.2穴
正しい。犢鼻(外膝眼)と膝眼(内膝眼)の2穴です。
3.3穴
誤り。足三里は犢鼻の下方3寸で下腿にあります。
4.4穴
誤り。伏兎と風市は大腿部にあります。
覚えるポイント
- 脚気八処の穴=風市、伏兎、犢鼻、膝眼、足三里、上巨虚、下巨虚、懸鐘。
- 膝関節部にあるのは犢鼻(外膝眼)と膝眼(内膝眼)の2穴。
- 足三里は犢鼻の下方3寸、上巨虚は6寸、下巨虚は9寸。膝関節周囲は清潔操作を徹底する。