19PM142|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
一定の深さに刺入した鍼に鍼管をかぶせて行う手技はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
鍼管を用いる手技を区別する問題です。鍼を刺入しているか、鍼管をどう使うかで見分けます。
解説
各手技を確認します。
示指打法は、一定の深さまで刺入した鍼の上から鍼管をかぶせ、鍼管の上端を示指で軽く叩打する手技です。叩打による振動が鍼を伝わって組織に伝わり、持続的で細かい刺激を与えます。設問の記述はこれに一致し、正答は4です。
副刺激術は、刺入した鍼はそのままにして、その鍼の周囲の皮膚を鍼管などで叩打する手技です。鍼の周辺に刺激を加えることで、刺鍼部の効果を高めることを狙います。鍼管を鍼にかぶせるのではなく、皮膚を叩く点が示指打法と異なります。
管散術は、鍼を刺入せず、鍼管だけを皮膚に当てて、その中で鍼を上下させたり鍼管を叩いたりする手技です。刺入を伴わない点が最大の特徴で、鍼を刺すことに強い不安がある患者や、刺激に敏感な患者に用いられます。
内調術は、鍼を刺入した状態で保持し、患者に呼吸を調えさせながら、主として内臓機能の調整をはかる手技です。鍼管は用いません。
その他の主な手技もあわせて整理します。単刺術は刺入して直ちに抜く手技、雀啄術は鍼を上下に動かす手技、旋撚術は鍼を左右に回旋する手技、置鍼術は一定時間留める手技、間歇術は一部引き上げて留めまた刺入する手技、屋漏術は3段階に分けて刺入と抜鍼を行う手技、随鍼術は呼吸に合わせて刺入する手技、振せん術は鍼柄を細かく振動させる手技、乱鍼術は複数の手技を組み合わせる手技です。
手技の名称は、操作の内容とセットで覚えることが確実な対策になります。とくに**鍼管を使うもの(示指打法、副刺激術、管散術)と呼吸を使うもの(随鍼術、内調術)**をグループにして整理すると混同を防げます。
選択肢の確認
1.副刺激術
誤り。刺入した鍼の周囲の皮膚を鍼管などで叩打します。
2.管散術
誤り。鍼を刺入せず、鍼管だけを用いる手技です。
3.内調術
誤り。鍼を保持し呼吸を調えさせて内臓機能を調整します。
4.示指打法
正しい。刺入した鍼に鍼管をかぶせ、示指で叩打します。
覚えるポイント
- 示指打法=刺入した鍼に鍼管をかぶせて叩く。
- 副刺激術=鍼の周囲の皮膚を叩く。管散術=刺入せず鍼管だけを用いる。
- 呼吸を使う手技=随鍼術(呼気で刺入)と内調術(呼吸を調え内臓機能を調整)。