19PM150第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第19回午後(科目未分類)

ストレス学説で交絡抵抗が現れる時期はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

セリエのストレス学説の時期区分を問う問題です。交絡抵抗という用語がどの時期を指すかが核心です。

解説

セリエは、生体にさまざまな有害刺激(ストレッサー)が加わったときに、その種類にかかわらず生体が示す共通した非特異的な反応汎適応症候群(全身適応症候群)と名づけました。その代表的な所見が副腎皮質の肥大、胸腺とリンパ組織の萎縮、胃と十二指腸の潰瘍という三徴です。

汎適応症候群は次の3期に分けられます。

警告反応期は、ストレッサーを受けた直後の時期で、さらに2相に分かれます。

ショック相(ショック期)は、ストレッサーを受けた直後の抵抗力が一時的に低下する時期です。体温と血圧の低下、血糖の低下、筋緊張の低下、血液の濃縮などがみられます。

反ショック相(抗ショック期)は、それに続いて副腎皮質が活性化し、抵抗力が高まっていく時期です。体温と血圧の上昇、血糖の上昇、副腎皮質の肥大がみられます。この時期には、加えられたストレッサー以外の刺激に対しても抵抗力が高まるという現象がみられ、これを**交絡抵抗(非特異的抵抗)**といいます。したがって正答は2です。

抵抗期は、ストレッサーに対して適応が成立し、特異的な抵抗力が高まって安定した状態です。この時期には、**その特定のストレッサーには強く抵抗できる一方、他の刺激に対する抵抗力はかえって低下する(交絡抵抗の低下)**という特徴があります。抗ショック期の交絡抵抗と、抵抗期の特異的抵抗という対比が、この問題の要点です。

疲憊期は、ストレッサーが長く続いて適応の力が尽きた時期で、再び抵抗力が低下し、ショック相と似た状態に戻り、放置すれば死に至ります。

なお、キャノンの緊急反応(闘争か逃走か反応)は、交感神経-副腎髄質系による短時間の反応であり、セリエの学説が下垂体-副腎皮質系による持続的な適応を扱うのと対比されます。

選択肢の確認

1.ショック期
誤り。抵抗力が一時的に低下する時期です。

2.抗ショック期
正しい。抵抗力が高まり、交絡抵抗が現れます。

3.抵抗期
誤り。特異的抵抗が高まり、交絡抵抗はかえって低下します。

4.疲憊期
誤り。適応の力が尽きて再び抵抗力が低下する時期です。

覚えるポイント

  • 汎適応症候群=警告反応期(ショック相と反ショック相)、抵抗期、疲憊期
  • 交絡抵抗(非特異的抵抗)は反ショック相に現れる。抵抗期は特異的抵抗が高まる。
  • 三徴=副腎皮質の肥大、胸腺とリンパ組織の萎縮、胃と十二指腸の潰瘍。キャノンの緊急反応は交感神経-副腎髄質系。
19PM14919PM151
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