19PM152|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第19回午後(科目未分類)
無痕灸はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
有痕灸と無痕灸を区別する問題です。灸痕(瘢痕)を残すかどうかが分類の基準です。
解説
灸法は、灸痕を残すかどうかによって有痕灸と無痕灸に大別されます。
有痕灸は、皮膚の上に直接艾炷を置いて燃やし切るため、組織が破壊されて水疱や痂皮を生じ、瘢痕(灸痕)を残します。代表は次の3つです。
透熱灸は、米粒大から半米粒大の艾炷を皮膚に直接置き、最後まで燃やし切る、最も一般的な有痕灸です。
焦灼灸は、いぼ、うおのめ、たこなどの組織を焼き切ることを目的とする灸で、組織の破壊を積極的に利用します。
打膿灸は、大きな艾炷で強い灸を行った後に膏薬を貼り、意図的に化膿させる方法で、強い組織破壊を伴います。
無痕灸は、組織の破壊を残さない方法で、次のものが含まれます。
知熱灸は、やや大きめの艾炷を用い、患者が熱さを感じた時点で艾を取り除く方法です。したがって水疱や瘢痕を残さず、無痕灸に分類されます。正答は3です。
そのほかの無痕灸として、隔物灸(塩灸、味噌灸、ニンニク灸、ショウガ灸、枇杷葉灸)、温灸(棒灸、温筒灸、箱灸)、灸頭鍼、押灸があります。
有痕灸を行う際は、瘢痕が残ること、化膿する可能性があることを事前に十分に説明し、同意を得ることが不可欠です。また、顔面部や露出部には行わない、知覚が低下している部位(糖尿病性神経障害など)や血流障害のある部位では慎重に、認知症などで熱さを訴えにくい患者では特に注意するといった配慮が必要です。
選択肢の確認
1.焦灼灸
誤り。いぼなどの組織を焼き切る有痕灸です。
2.透熱灸
誤り。艾炷を燃やし切る代表的な有痕灸です。
3.知熱灸
正しい。熱さを感じた時点で取り除く無痕灸です。
4.打膿灸
誤り。意図的に化膿させる有痕灸です。
覚えるポイント
- 有痕灸=透熱灸、焦灼灸、打膿灸。組織破壊と瘢痕を伴う。
- 無痕灸=知熱灸、隔物灸、温灸、灸頭鍼、押灸。
- 有痕灸は事前の説明と同意が必須。顔面部や露出部は避け、知覚低下や血流障害の部位は慎重に。