19PM81|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
群発頭痛について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
群発頭痛の特徴を問う問題です。片頭痛や緊張型頭痛との違いを対比して覚えます。
解説
群発頭痛は、一次性頭痛の一つで、次の特徴をもちます。
性差では、男性に多く、20歳代から40歳代に好発します。女性に多いのは片頭痛と緊張型頭痛です。したがって「女性に多い」は誤りです。
部位は、**一側性(片側性)**で、眼窩から前頭部、側頭部にかけて生じます。両側性ではありません。したがって「両側性である」は誤りです。
痛みの性質は、眼をえぐられるような、じっとしていられないほどの激烈な痛みで、15分から3時間程度持続し、1日1回から数回、数週間から数か月にわたり毎日のように群発します。夜間や睡眠中、同じ時刻に起こりやすいのも特徴です。
随伴症状は、患側の副交感神経優位の自律神経症状で、流涙、結膜充血、鼻閉、鼻漏、眼瞼下垂、縮瞳、顔面の発汗です。ドライアイ(涙が減る)ではなく**流涙(涙が出る)**である点が誤りの箇所です。したがって「ドライアイを伴う」は誤りです。飲酒が発作の誘因となることも知られています。
治療は、発作時には皮下注射や点鼻のトリプタン系薬剤、純酸素吸入が有効で、これは片頭痛の発作時治療に準じるものです。したがって記述は正しく、正答は4です。予防には発作期間中の禁酒やカルシウム拮抗薬などが用いられます。
他の一次性頭痛も整理します。片頭痛は、女性に多く、拍動性で片側性が多く、4時間から72時間持続し、悪心と嘔吐、光過敏と音過敏を伴い、動くと悪化します。**前兆(閃輝暗点)**を伴うことがあります。緊張型頭痛は、両側性の締めつけられるような持続する痛みで、悪心を伴わず、動いても悪化せず、肩こりを伴うことが多いのが特徴です。
選択肢の確認
1.女性に多い。
誤り。群発頭痛は男性に多くみられます。
2.ドライアイを伴う。
誤り。患側の流涙、結膜充血、鼻閉を伴います。
3.両側性である。
誤り。一側性で眼窩周囲に生じます。
4.片頭痛発作時の治療に準じる。
正しい。トリプタン系薬剤や酸素吸入が用いられます。
覚えるポイント
- 群発頭痛=男性、一側の眼窩周囲の激痛、15分から3時間、群発、流涙と鼻閉、飲酒が誘因。
- 片頭痛=女性、拍動性、4から72時間、悪心と光音過敏、動くと悪化、閃輝暗点。
- 緊張型頭痛=両側性の締めつけ感、持続、悪心なし、肩こりを伴う。