19PM87|第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
義手の構造とパーツの組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
義手の種類と構成部品を対応させる問題です。動力をどこから得るかで分類します。
解説
義手は、その機能と動力源によって次のように分類されます。
**装飾義手(整容義手)**は、外観を整えることを目的とし、能動的な機能はもちません。軽量で、手部は柔らかい素材で作られます。ケーブルやハーネスといった操作系の部品は不要です。したがって「装飾義手-ケーブル」は誤りです。
能動義手は、残存する身体の動きを動力源とします。ハーネス(背部から肩にかけて装着するベルト)を身につけ、肩甲骨の外転や肩関節の屈曲といった動きをケーブルを介して手先具に伝え、フックやハンドを開閉します。したがって、能動義手の部品はハーネスとケーブルであり、「能動義手-電動ハンド」は誤りです。
作業用義手は、特定の作業を行うことを目的とし、手先具を作業内容に応じて交換して使います。ハンマー、フック、包丁ホルダー、農具の受け具などが用いられます。外観や日常動作の細やかさよりも、作業の実用性と耐久性を重視した義手です。したがって「作業用義手-ハンマー」は正しく、正答は3です。
筋電義手は、残存する筋の収縮に伴って生じる筋電位を皮膚表面の電極でとらえ、それを信号として**電動ハンド(モーター)**を動かす義手です。ハーネスを必要とせず、外観も良好ですが、重量があり高価で、訓練を要します。したがって「筋電義手-ハーネス」は誤りです。
義手はまた、切断のレベルによっても分類され、手部義手、手義手、前腕義手、肘義手、上腕義手、肩義手があります。切断部位が体幹に近いほど、必要な機能が多くなり操作は難しくなります。
選択肢の確認
1.装飾義手-ケーブル
誤り。装飾義手に操作系の部品は不要です。
2.能動義手-電動ハンド
誤り。能動義手はハーネスとケーブルで操作します。
3.作業用義手-ハンマー
正しい。作業に応じた手先具を交換して使用します。
4.筋電義手-ハーネス
誤り。筋電義手は電極と電動ハンドで構成されます。
覚えるポイント
- 装飾義手=外観のみ、能動義手=ハーネスとケーブル、作業用義手=作業用の手先具、筋電義手=電極と電動ハンド。
- 能動義手は肩甲骨の外転や肩関節の屈曲を動力源とする。
- 切断レベル=手部、手、前腕、肘、上腕、肩。近位ほど操作が難しい。