19PM99第19回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第19回午後(科目未分類)

津液の不足による症状はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

津液の不足による症状を問う問題です。潤す働きが失われるとどうなるかを考えます。

解説

津液は、体内の正常な水液の総称で、血以外の液体を指します。さらさらして流動性の高いと、粘稠で関節や臓腑、脳髄、骨髄を潤すに分けられます。

津液の主な働きは、滋潤作用(体表、臓腑、孔竅、関節、脳髄を潤す)濡養作用(栄養する)、そして血の構成成分となること、**体温調節(汗として)**です。

したがって、津液が不足すると「潤いが失われる」症状が現れます。具体的には、口渇、咽の乾き、口唇や皮膚の乾燥、目の乾燥、鼻の乾燥、便秘(大便が乾燥して硬い)、尿量の減少と濃縮、舌の乾燥と津の少なさです。設問の選択肢の中では口渇がこれに該当し、正答は3です。津液不足の原因は、高熱や発汗過多、嘔吐、下痢、出血、多尿、加齢による陰液の減少などです。

他の選択肢を確認します。

小便自利は、排尿が正常に通じている状態を指す言葉です。津液が不足していれば、むしろ尿量は減少します。なお、多尿によって津液が失われることはありますが、症状としての小便自利は不足を示すものではありません。

**目眩(めまい)**は、肝陽上亢、肝血虚、腎精不足、痰湿、気血両虚など多くの病態でみられる症状で、津液不足に特徴的なものではありません。

自汗は、日中に、動くと汗が出るもので、気虚や陽虚により気の固摂作用が低下して汗が漏れる状態を示します。津液の不足そのものではなく、むしろ津液を失う原因となる病態です。なお、盗汗(寝汗)は陰虚を示し、この対比は頻出です。

津液の停滞についてもあわせて押さえます。停滞すると水湿、痰、飲となり、むくみ、身体の重だるさ、痰、めまい、悪心などを生じます。

選択肢の確認

1.小便自利
誤り。排尿が正常に通じている状態を指します。

2.目眩
誤り。多くの病態でみられ、津液不足に特徴的ではありません。

3.口渇
正しい。潤す働きが失われることによる代表的な症状です。

4.自汗
誤り。気虚や陽虚により気の固摂が低下した状態です。

覚えるポイント

  • 津液の働き=滋潤と濡養、血の成分、体温調節
  • 不足=口渇、咽と皮膚と目の乾燥、便秘、尿量減少、舌の乾燥
  • 自汗は気虚・陽虚、盗汗は陰虚。津液の停滞は水湿、痰、飲となる。
19PM9819PM100
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