1AM76|第1回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第1回午前(科目未分類)
第 6 頸椎脱臼骨折による脊髄損傷患者の初期にみられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
頸髄損傷直後の神経学的所見を問う問題です。急性期の脊髄ショックと、その後に出現する上位運動ニューロン徴候を区別します。
解説
急性脊髄損傷の直後には脊髄ショックが起こり、損傷部以下で反射が消失し、弛緩性麻痺となります。時間の経過とともに反射が回復し、錐体路障害による痙性麻痺や腱反射亢進へ移行します。第6頸椎レベルの損傷では四肢麻痺を来し得ますが、横隔神経の主な髄節はC3からC5であるため、呼吸停止が必ず起こるわけではありません。
選択肢の確認
1.呼吸停止:誤り。高位頸髄損傷では呼吸停止が起こり得ますが、第6頸椎損傷で初期に必ずみられる所見ではありません。
2.痙性麻痺:誤り。痙性麻痺は脊髄ショックから離脱した後に目立つ上位運動ニューロン徴候です。
3.弛緩性麻痺:正しい。損傷直後の脊髄ショックでは、損傷部以下に弛緩性麻痺と反射消失がみられます。
4.交代性麻痺:誤り。交代性麻痺は脳幹病変でみられる同側脳神経麻痺と対側肢麻痺の組合せで、頸髄損傷の初期像ではありません。
覚えるポイント
- 脊髄損傷直後は脊髄ショックにより弛緩性麻痺となる。
- その後、痙性麻痺・腱反射亢進へ移行し得る。
- 横隔神経の主な髄節はC3からC5である。
- 頸髄損傷は緊急の固定・搬送・医学的管理を要する。