1PM127第1回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第1回午後(科目未分類)

35歳の女性。数年前から時々頭頂部に発作的な痛みがある。気分はイライラし、時々目がかすみ、手足の筋肉がひきつることがある。脈は弦脈である。治療の対象となる主たる経絡はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

頭頂部痛、情志の変化、眼症状、筋のひきつり、弦脈を東洋医学的にまとめ、主となる経脈を判断する症例問題です。個々の所見を肝の生理作用と結び付けます。

解説

頭頂部は足の厥陰肝経の流注と関連し、イライラは肝の疏泄失調、目のかすみは「肝は目に開竅する」、筋のひきつりは「肝は筋を主る」という関係から肝の病証を示します。弦脈も肝胆病や疼痛でみられやすい脈です。したがって主たる治療対象は足の厥陰肝経です。これは東洋医学的弁証であり、発作性頭痛では片頭痛などの現代医学的鑑別や危険徴候の確認も別に必要です。

選択肢の確認

1.手の少陰心経:誤り。心経は動悸、不眠、精神活動などと関連しますが、本症例の頭頂部痛、眼症状、筋のひきつり、弦脈を一貫して説明しません。
2.手の太陽小腸経:誤り。小腸経は肩甲部、頸部、頬部、耳周囲などを走行しますが、本症例の中心病証ではありません。
3.足の太陽膀胱経:誤り。膀胱経は頭部から背部、下肢後面を走りますが、情志・目・筋・弦脈の組合せは肝を示します。
4.足の厥陰肝経:正しい。足の厥陰肝経は頭頂部へ連なり、肝は疏泄、目、筋と関係するため所見が一致します。

覚えるポイント

  • 肝経は頭頂部へ連なる。
  • 肝は疏泄を主り、目に開竅し、筋を主る。
  • 弦脈は肝胆病や疼痛でみられやすい。
  • 東洋医学的病証と現代医学的頭痛診断は分けて評価する。
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